訪日旅行者必見の、神戸の美術館とアートスポットをご紹介します。
世界的に有名な建築家が手がけた美術館から、大工道具をテーマにした珍しい博物館、自然との融合が新しいアートイベントまで。体験型の博物館やアート鑑賞なら、日本語がわからなくても見るだけで楽しめる!
※開催中の展示テーマや料金などは、ホームページにてご確認ください。
1.兵庫県立美術館
洗練された空間と自然光が美しい兵庫県立美術館は、近代建築の巨匠・安藤忠雄氏設計によるもの。
コンクリート打ちっぱなしの壁とガラスの組み合わせが特徴的で、周囲の自然と調和しています。吹き抜けの空間や開放的なギャラリーでは、ゆったりと作品鑑賞を楽しむことが可能。2階には安藤氏が手がけた建物の建築模型やドローイングを紹介する「Ando Gallery」もあります。
コレクションは、兵庫県ゆかりの作家の作品をはじめ約10,000点に及びます。現代美術の潮流を反映した企画展も人気。
・館内の言語対応:「Ando Gallery」は英語の作品キャプションあり。日・英・中・韓パンフレットあり。
・来館の注意:企画展示室は作品の写真撮影不可。常設展示室は撮影不可のアイコン表示がなければ写真撮影OK。
LOCATION INFORMATION
住所
兵庫県神戸市中央区脇野浜海岸通り1-1-1[MAP]
アクセス
阪神本線・岩屋駅下車徒歩8分
営業時間
10:00~18:00 (入場は17:30まで)
定休日
月曜日(休日の場合は翌日)
年末年始 (12月31日~1月1日)
料金
一般: 500円, 70歳以上: 250円, 大学生: 400円
高校生以下は無料
2.神戸市立博物館
神戸の旧居留地エリアにある博物館。建物は旧横浜正金銀行神戸支店ビル(1935年竣工)を転用しており、阪神間エリアに残る近代名建築のひとつです。
神戸市立博物館では、古代から現代までの神戸の歴史資料や文化交流にまつわる作品など約7万点を所蔵し、コレクション展で公開しています。
また、特別展も定期的に行われています。過去には「ジブリパークとジブリ展」や、昭和を代表する日本画家の一人・東山魁夷氏の作品展などが話題になりました。
1階のミュージアムショップ・カフェでは、レトロクラシックな雰囲気を味わえます。
【館内の言語対応】
作品キャプション:日・英
パンフレット:日・英・韓・簡体字・繁体字
LOCATION INFORMATION
住所
神戸市中央区京町24番地[MAP]
アクセス
阪急神戸線・神戸三宮駅徒歩約10分、阪神本線・神戸三宮徒歩約10分
営業時間
9:00~17:30 ※2・3階展示室は17:00まで入館可
金・土曜日は20:00まで開館。※2・3階展示室は19:30まで
定休日
月曜日 ※変更になる場合があります。
料金
(1階) 無料
(2階) 一般: 300円, 大学生: 150円
高校生以下は無料
3.自然体感展望台 六甲枝垂れ(ロッコウシダレ)
神戸でアートに触れるなら、ここは外せない!
六甲山のランドマーク・ロッコウシダレは、一本の大きな樹をイメージして作られたドーム型の展望台です。最大標高888メートルのパノラマビューを背景に、映える写真を撮ることができます!
夜にはライトアップが行われ、昼とは異なる幻想的な空間に。「1,000万ドルの夜景」と称される神戸の景色も名物です。また現代アーティストの作品を展示する「シダレミュージアム」も必見!
【来館の注意】
作品のキャプション:日本語のみ
パンフレット:日・英
[Note]
・展望台では飲食禁止
・入館料が必要です
・有馬・六甲周遊1DayパスポートやKOBE観光スマートパスポート(ベーシックプラン)では入場不可
LOCATION INFORMATION
住所
兵庫県神戸市灘区六甲山町五介山1877-9[MAP]
アクセス
阪神本線・御影駅から神戸市バス乗り換え六甲ケーブル下駅停下車、六甲ケーブル乗り換えケーブル山上駅下車、六甲山上バス乗り換え六甲ガーデンテラス停下車徒歩すぐ
4.神戸六甲ミーツ・アート
神戸六甲ミーツ・アートは、2010年にスタートして以来、毎年人気の現代アートの芸術祭です。2024年度は、8月下旬から11月下旬の約3カ月にわたって行われます。
会場は、普段は非公開の「風の教会」(安藤忠雄設計)をはじめとした六甲山上の施設とトレイルエリア。気鋭のアーティストたちの作品が自然に溶け込み、それらは見る者の感性を刺激してくれます!作品はあちこちに点在しているので、しっかり見たい方は1日かけて巡るのがおすすめです。
【言語対応】
作品のキャプション:2次元コードにて多言語対応
周遊マップ:WEB上で英語翻訳版を検討中
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六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond | 大自然と現代アートを満喫
神戸山上の観光の見どころは、下記の記事をチェックしてみてください。
六甲山の観光まとめ
また、六甲山から六甲有馬ロープウェーを使えば、日本三大温泉地・有馬温泉に行くこともできます!
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【有馬温泉】1日コース|温泉、食べ歩き、自然を大満喫!
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5.竹中大工道具館
竹中大工道具館は、日本の伝統的な木造建築に使われる大工道具や資料を3万点以上収集・保存している、日本で唯一の博物館です。
ここでは、職人の伝統的な手仕事や受け継がれてきた知恵を知ることができます。特に、「スケルトン茶室」で見ることのできる緻密な構造や、高さ7メートル超の奈良・唐招提寺金堂の組物模型の迫力には、誰もが圧倒されるはず!
さらに、映像、音声ガイドシステム、木の香りを嗅いだり触ったり……と、五感で楽しめる展示があるほか、伝統の職人技を散りばめた博物館建物や小さな石庭のある休憩室(別棟)も見どころの一つ。
人気の木工室イベントは開催日や条件など詳細をHPで必ず事前に確認のこと。
【館内の言語対応】
作品のキャプション:一部英語対応。
日・英・中・韓の解説動画、音声ガイドあり
パンフレット:日・英・中・韓
【来館の注意】
見学の所要時間は1時間以上とっておくのがおすすめ
LOCATION INFORMATION
住所
神戸市中央区熊内町7-5-1[MAP]
アクセス
阪急神戸線・神戸三宮駅または阪神本線・神戸三宮駅から神戸市営地下鉄のりかえ、新神戸駅下車徒歩約3分
またはシティループバス「12新神戸駅前(1F)」下車徒歩約3分
または神戸市バス2系統・18系統「熊内6丁目」下車徒歩約2分
営業時間
9:30~16:30 (入館は16:00まで)
定休日
月曜日(休日の場合は翌日)
年末年始 (12月29日~1月3日)
料金
一般: 700円, 65歳以上: 500円, 学生 (大学生・高校生): 500円
中学生以下は無料
6.神戸トリックアート不思議な領事館
神戸の観光スポット・北野異人館街にある元パナマ領事館がアートスポットとして話題になっています!
ここではトリックアートの中に入り込んで、不思議な写真を撮影することができます。特に、神戸の観光スポットや名物を描いた「神戸オリジナルシリーズ」のトリックアートが人気!
神戸牛のステーキにつぶされそうになったり、絵の中から飛び出すような神戸ポートタワーにぶらさがってみたり……!? 目の錯覚や遠近法、そして参加者のアイデアで、見る人を驚かせる写真を撮影してみては。
【館内の言語対応】日本語のみ
【来館の注意】密を避けるため少人数ごとに誘導します。スタッフの案内に従ってください。
7.神戸海洋博物館
どこかで見たことがあるはず!神戸の観光スポット・メリケンパークにある、船をイメージした白い格子状のデザインの建物が神戸海洋博物館です。
船舶をテーマにした博物館で、船の模型の展示をはじめ、プロジェクションマッピングや操船シミュレーター、フォトスポットなどが用意されており、体験しながら船舶の技術の進化を知ることができます。
【館内の言語対応】
展示のキャプション:日・英。
フリーアプリ「T-VOIX」の利用で、館内解説を英・韓・簡・繁で読む・聞くことが可能。
パンフレット:日・英・韓・簡
LOCATION INFORMATION
住所
神戸市中央区波止場町2-2[MAP]
アクセス
阪急神戸線・花隈駅下車徒歩約15分
阪神本線・元町駅下車徒歩約15分
営業時間
10:00~18:00 (入場は17:30まで)
定休日
月曜日(休日の場合は翌日)
年末年始
料金
一般: 900円, 小学生・中学生・高校生: 400円
*神戸海洋博物館・カワサキワールド入場券
8.カワサキワールド
神戸海洋博物館の1階にあるのが「カワサキワールド」です。ここは船舶や鉄道、航空機、モーターサイクルの分野で世界的に知られるメーカー・川崎重工グループのテクノロジーを体験できる企業ミュージアムです。
館内では、Kawasakiモーターサイクルの貴重な歴代マシンが展示されているほか、実物の0系新幹線の運転席やヘリコプターの客席に入ることができます。子どもはもちろん大人も楽しめ、貴重な体験となるでしょう。イベントが開催される場合もあります。
【館内の言語対応】
展示のキャプション:日・英
パンフレット:日・英・簡・韓
LOCATION INFORMATION
住所
神戸市中央区波止場町2-2[MAP]
アクセス
阪急神戸線・花隈駅下車徒歩約15分
阪神本線・元町駅下車徒歩約15分
営業時間
10:00~18:00 (入場は17:30まで)
定休日
月曜日(休日の場合は翌日)
年末年始 (12月29日~1月3日)
料金
一般: 900円, 小学生・中学生・高校生: 400円
*神戸海洋博物館・カワサキワールド入場券
9.神戸ファッション美術館
その名の通り、ファッションをテーマにした美術館です。テキスタイルやドレス、ファッション写真など、貴重な収蔵品のコレクション展示を実施しています(状況により開催していない場合あり)。
3階のライブラリーでは、20世紀初頭からのファッション雑誌のバックナンバーなどが閲覧できます。社会を反映するファッションを通じて、時代ごとの流行や文化が読み解けるでしょう。
ファッションだけでなく、イラストや浮世絵など多彩なアートを紹介する特別展示も人気です。また、18世紀の宮廷衣装や民族衣装など18点の衣装をデータ化した「バーチャル試着体験」も、旅の記念に体験してみては(期間限定)。
【館内の言語対応】
作品のキャプション:日本語のみ(コレクション展示は英語表記あり)
LOCATION INFORMATION
住所
神戸市東灘区向洋町中2丁目9-1 神戸ファッションプラザ 1F[MAP]
アクセス
阪神本線・魚崎駅から六甲ライナー乗り換え、アイランドセンター駅下車徒歩すぐ
営業時間
10:00~18:00 (入場は17:30まで)
定休日
月曜日(休日の場合は翌日)
年末年始
料金
*料金は展示によって異なります。
詳しくはホームページをご確認ください。
10.横尾忠則現代美術館
兵庫県出身の日本の美術家、横尾忠則氏の作品をコレクションする美術館。横尾氏の色彩豊かで自由な表現は、国際的に高い評価を受けています。
ここでは、多彩な展覧会を開催しているほか、蔵書、LPレコード、ユニークな置物、アーティストの作品など、横尾氏が収集してきた膨大な資料も保管されています。
館内でフォトスポットとして人気があるのが、《キュミラズム・トゥ・アオタニ》というインスタレーション。鏡と写真で構成されており、窓の外に広がる摩耶山麓の風景が不定形なミラーに映り込む不思議なスポットです。
また、鉄骨鉄筋コンクリート地上4階の建物は、数々の名建築を生み出してきた日本の建築家・村野藤吾氏による設計で、こちらも必見!
【館内の言語対応】
作品のキャプション:日・英
パンフレット:2025年3月までに、日・英対応予定
LOCATION INFORMATION
住所
神戸市灘区原田通3-8-30[MAP]
アクセス
阪急神戸線・王子公園駅下車徒歩約6分
阪神本線・岩屋駅下車徒歩約12分
営業時間
10:00~18:00 (入場は17:30まで)
定休日
月曜日(休日の場合は翌日)
年末年始
料金
料金は展覧会によって異なります。
*1階は入場無料です。
神戸の観光情報
観光スポットの多い神戸。
「Enjoy! OSAKA KYOTO KOBE」では、神戸の観光モデルコースやおすすめのスポット、おいしいグルメも紹介しているので、下記の記事を旅の参考にしてくださいね。