今、多くの訪日旅行者が日本で体験したいことにあげているのが「温泉」!
大阪や京都、神戸を訪れる訪日旅行者は、旅の工程に「有馬温泉」を候補にしている人も多いのではないでしょうか。
なるべく時間の無駄がなく、交通費が安くて、効率的に観光できる方法を知りたいですよね?
この記事では、関西の主要都市、大阪、京都、神戸の中心地から有馬温泉へはどのような交通手段を使えばいいのかを解説します。
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有馬温泉は大阪・京都・神戸から日帰りでも行ける有名温泉街
有馬温泉は兵庫県にある日本三大温泉の一つです。
阪急高速バスの停留所・有馬温泉停から半径約700メートル圏内に温泉街が広がっており、半日ほどあれば散策することができます。
温泉街には、もくもくと煙が上がっている泉源、高級旅館や土産物店、食べ歩きに最適な飲食店などがあちこちに点在していて、温泉街ならではの情緒を楽しむことができます。
ゆっくりと街を楽しみたい人は、有馬温泉街のホテルや旅館に宿泊するのがおすすめですが、関西の観光の拠点となる大阪や京都、神戸から日帰りで行くことも可能です。
大阪梅田から有馬温泉への行き方。バス、電車での所要時間と料金
大阪のターミナル駅・大阪梅田駅から有馬温泉までの交通手段は、高速バスと電車の2通りがあります。
交通手段を選ぶ時のポイント別でまとめると、
乗り換えなしでラクに移動したい人 → 高速バスがおすすめ
時間に縛られず移動したい人 → 電車がおすすめ
日帰りでお得に移動したい人 → 高速バス・電車がおすすめ(「太閤の湯 バス得チケット」「有馬温泉 太閤の湯クーポン」を利用)
1日で神戸市内の観光もしたい人 → 電車がおすすめ(「有馬温泉 太閤の湯クーポン」を利用)
阪急高速バス | 阪急線or阪神線+神戸市営地下鉄+神戸電鉄 | JR+神戸市営地下鉄+神戸電鉄 | |
所要時間 | 約1時間 | 約1時間10分 | 約1時間10分 |
乗り換え回数 | なし | 3回 | 3回 |
便数 | 1日11便
時刻表はこちら |
多数あり | 多数あり |
料金(片道、大人) | 1,400円 | 1,050円 | 1,140円 |
お得なチケット | 「太閤の湯 バス得チケット」 大阪梅田版 3,870円 ※往復乗車券+「有馬温泉 太閤の湯」入館券のセット 詳しくはこちら |
「有馬温泉 太閤の湯クーポン」 阪急版3,000円 阪神版2,800円 ※阪急線または阪神線、神戸市営地下鉄、神戸電鉄が1日乗降フリー+「有馬温泉 太閤の湯」入館券のセット 詳しくはこちら |
|
※「太閤の湯」入館券は土日祝のフルタイムプランで大人通常料金2,970円 | |||
チケット販売場所 | web(前日まで事前予約可)
※「太閤の湯 バス得チケット」の販売は、阪急三番街高速バスターミナル窓口または電話 |
券売機ほか(通常の乗車券でOK)
※「有馬温泉 太閤の湯クーポン」の販売は、 阪急ツーリストセンター大阪・梅田、 阪急大阪梅田駅ごあんないカウンターほか |
券売機ほか(通常の乗車券でOK) |
メリット | ・乗り換えがなく確実に座れるので移動がラク
・webで事前予約ができる |
・他と比べてリーズナブルに移動できる
・運行本数が多くスケジュールを立てやすい ・事前予約する必要がない |
・運行本数が多くスケジュールを立てやすい
・事前予約する必要がない |
デメリット | ・他と比べて料金が高い
・他と比べて本数が少ない ・「太閤の湯 バス得チケット」は、web予約非対応 |
・乗り換え回数が多い
・「有馬温泉 太閤の湯クーポン」の販売箇所が限られている |
・乗り換え回数が多い |
※料金は2025年2月現在
大阪梅田から有馬温泉まで電車で行く場合、神戸三宮までは阪急・阪神・JRの3通りの路線があり、どれを使用するかによって微妙に料金が異なります。
また、大阪梅田から有馬温泉まで日帰りで行く方は、
阪急高速バスの「太閤の湯 バス得チケット」や
阪急電鉄・阪神電鉄の「有馬温泉 太閤の湯クーポン」
を利用するのがおすすめです!
それぞれの往復交通費と有馬温泉街の大型入浴施設「有馬温泉 太閤の湯」の入館料(土日祝のフルタイムプランの場合、大人通常料金2,970円)が含まれており、かなりお得です。
阪急電鉄・阪神電鉄の「有馬温泉 太閤の湯クーポン」を利用する場合、対象の鉄道路線内を自由に途中下車することができるので、例えば有馬温泉を楽しんだ後に神戸三宮のベイエリアを訪れたり、阪神版なら酒処・灘五郷や阪神甲子園球場周辺も、お得に立ち寄ることができます。
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新大阪駅から有馬温泉への移動は、阪急高速バスが便利!
宿泊先として、新大阪駅を最寄り駅として利用する方も多いでしょう。
新大阪駅から有馬温泉へ行くには、阪急高速バスを利用するのがおすすめです。
阪急高速バス | JR+神戸市営地下鉄+神戸電鉄 | |
所要時間 | 約50分 | 約1時間10分 |
乗り換え回数 | なし | 3回 |
便数 | 1日5本
時刻表はこちら |
多数あり |
料金(片道、大人) | 1,250円 | 1,290円 |
※料金は2025年1月現在
新大阪から有馬温泉へ行くには、阪急高速バスを利用した方が早く、安く、乗り換えなしで、快適に移動できます。
ただし新大阪駅に停車する阪急高速バスの本数は限られているため、事前にチケットを予約しておいた方が安心でしょう。
関西国際空港から有馬温泉への移動は、まずは大阪梅田か神戸三宮に出る
関西国際空港から有馬温泉まで直通の公共交通機関はありません。
まずは、電車または空港リムジンバスで、神戸三宮または大阪梅田に移動する必要があります。
大阪梅田から有馬温泉への行き方はこの記事の前半で、神戸三宮から有馬温泉への行き方は、この後で紹介していますので、そちらを参考にしてください。
なお、関西国際空港から大阪梅田までの移動は空港リムジンバスが便利ですよ。
▼詳しくはこちら▼
神戸空港から有馬温泉への行き方。バス、電車での所要時間、料金
2025年、神戸空港の国際便が増加することにより、神戸空港から有馬温泉へ直行する方もいるかと思います。
2025年2月現在、神戸空港から有馬温泉に直行できる公共交通機関は、神姫バス(路線バス)のみです。
神姫バス(路線バス) | |
所要時間 | 約1時間36分 |
乗り換え回数 | なし |
便数 | 1日2本
詳しくはこちら |
料金(片道、大人) | 810円 |
チケット販売場所 | 降車時に支払い |
メリット | ・料金が安い
・予約不要 |
デメリット | ・定員オーバーの場合は乗車できない |
※料金は2025年1月現在
ただし、運行本数は1日2本と限られています。
多くの人は、神戸新交通ポートライナー(「三宮駅」まで所要時間約25分)またはシティループバス(路線バス、「地下鉄三宮駅前」まで所要時間約25分)に乗車することになるでしょう。
※シティループバスは、新神戸駅で次の交通機関に接続する方法もあります。
神戸三宮から有馬温泉への行き方は、この次をご覧ください。
神戸三宮から有馬温泉への行き方。バス、電車での所要時間と料金
神戸三宮から有馬温泉までの交通手段は、高速バス、路線バス、電車の3通りがあります。
JR高速バス 有馬エクスプレス号 | 神姫バス(路線バス) | 神戸市営地下鉄+神戸電鉄 | |
所要時間 | 約30分 | 約30分 | 約30分 |
乗り換え回数 | なし | なし | 2回 |
便数 | 1日8~10本
詳しくはこちら |
1日10本
詳しくはこちら |
多数あり |
料金(片道、大人) | 780円 | 600円 | 720円 |
お得なチケット | 「有馬温泉よくばりきっぷ」2,400円(乗車日含む3日間有効)
※往復乗車券と「金の湯」「銀の湯」入湯券のセット 詳しくはこちら |
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チケット販売場所 | web
※「有馬温泉よくばりきっぷ」の販売は三宮バスチケットカウンターのみ |
降車時に支払い | 券売機ほか(通常の乗車券でOK) |
メリット | ・予約制なので確実に座れる | ・料金が安い
・予約不要 |
・本数が多い |
デメリット | ・この中では一番料金が高い | ・定員オーバーの場合は乗車できない | ・乗り換えが必要 |
※料金は2025年1月現在
どの交通手段を使っても、所要時間はさほど変わりません。
JR高速バスも神姫バスも1日10本程度なので、事前に時間を確認しておく方が良いです。また、神姫バスは定員を超えると乗車できず、その場合次の便まで1時間ほど待たなければいけない可能性があります。時間に余裕を持って行動しましょう。
新神戸駅から有馬温泉への行き方。バス、電車での所要時間と料金
新神戸駅は、有馬温泉に最も近い新幹線の駅です。東京や広島から有馬温泉へ行く人は、新神戸駅で下車すると便利です!
新神戸駅から有馬温泉までの交通手段は、高速バス、路線バス、電車の3通りがあります。
JR高速バス 有馬エクスプレス号 | 神姫バス(路線バス) | 神戸市営地下鉄+神戸電鉄 | |
所要時間 | 約45分 | 約25分 | 約30分 |
乗り換え回数 | なし | なし | 2回 |
便数 | 1日8~10本
詳しくはこちら |
1日10本
詳しくはこちら |
多数あり |
料金(片道、大人) | 780円 | 600円 | 720円 |
お得なチケット | 「有馬温泉よくばりきっぷ」2,400円(乗車日含む3日間有効)
※往復乗車券と「金の湯」「銀の湯」入湯券のセット 詳しくはこちら |
||
チケット販売場所 | web
※「有馬温泉よくばりきっぷ」の販売は三宮バスチケットカウンターのみ |
降車時に支払い | 券売機ほか(通常の乗車券でOK) |
メリット | ・予約制なので確実に座れる | ・料金が安い
・予約不要 |
・本数が多い |
デメリット | ・三宮駅前にも停車するため、他より時間がかかる | ・定員オーバーの場合は乗車できない | ・乗り換えが必要 |
※料金は2025年1月現在
どの交通機関を選ぶかで、所要時間や料金が多少異なります。メリットデメリットで選んでください。
お得なチケットを利用するのも手です。「金の湯」「銀の湯」は、有馬温泉を代表する共同浴場で、それぞれ泉質が異なります。(利用者多数の場合は、入場制限あり)
京都駅から有馬温泉への行き方。バス、電車での所要時間、料金
京都は有馬温泉から大阪よりも遠い場所にありますが、日帰りで行くことが可能です。
高速バスと電車の2つの手段があり、高速バスの場合は意外にも早く移動できます。
阪急高速バス(京阪バス) | JR線 | |
所要時間 | 約1時間15分 | 約1時間40分 |
乗り換え回数 | なし | 3回 |
便数 | 1日2本
時刻表はこちら |
多数あり |
料金(片道、大人) | 1,850円 | 1,830円 |
お得なチケット | 「太閤の湯 バス得チケット」 京都版4,650円 ※往復乗車券+「有馬温泉 太閤の湯」入館券 詳しくはこちら |
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チケット販売場所 | web(前日まで事前予約可)
※「太閤の湯 バス得チケット」の販売は、京阪バス京都駅八条口案内所または電話 |
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メリット | ・乗り換えがなく確実に座れるので移動がラク
・所要時間が短い ・乗り換えがない |
・時間に縛られない
・大阪や神戸に立ち寄る行程を組むことができる |
デメリット | ・本数が少ないので時間や行程に縛られる | ・乗り換えが回数が多い
・所要時間が長い |
※料金は2025年1月現在
高速バスを利用すると、料金は電車とほぼ同額ながら、乗り換えなしで早く到着できます。
ただし運行本数が少ないため、チケットの事前予約をしておき、計画的に動くことをおすすめします。
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