日本の夏の風物詩と言えば、花火!
日本人はどんな風に花火を楽しんでいるか知っていますか?
関西の花火大会情報と合わせて、日本の夏の文化をご紹介します。
日本人は、こうして花火を楽しんでいる!
海外では、年越しイベントなどで打ち上がることが多い花火。
日本では、夏の日中の蒸し暑さを避けて納涼を楽しむために、夏の時期に根付いたといわれています。
各地で行われる花火大会では、年に一度のイベントを堪能しようと、夏に着る日本の伝統的な服・浴衣を着る人が、多く見かけられます。
浴衣には、下駄を合わせ、暑さを和らげるうちわや扇子を持つのが定番のスタイルです。
また花火大会の会場付近では、屋台が出店することが多く、この屋台も楽しみの一つ。
たこ焼きや焼き鳥、綿菓子、かき氷などのグルメ屋台のほか、ヨーヨーすくいや的当てといったゲームの屋台も並び、とてもにぎわいます。
ほかに、自宅の庭や公園などで手持ち花火をすることも、ポピュラーな夏の夜の楽しみ方です。
特に人気なのが線香花火。日本の伝統的な手持ち花火で、火がついてから消えるまでドラマ チックな燃え方をするのが特徴です。その姿ははかなく美しく、感性を揺さぶります。
日本の打ち上げ花火は、世界の中でも特に繊細で美しい!
世界各国で親しまれている打ち上げ花火ですが、日本の打ち上げ花火は特に繊細で芸術性が高いといわれています。
狂うことなく見事な球形、途中で変化する色、一斉に光り一斉に消える潔さ。花火師たちが、職人魂をかけて研究を重ね改良してきた、精巧で華麗な花火には、日本人の美意識が現れています。
でも実際に見てみないと、その素晴らしさはわからない!
続いて、関西で行われる花火大会をご紹介しますので、ぜひ一度、世界に誇る日本の花火を、その目で確かめてみてください!
【兵庫】第46回芦屋サマーカーニバル
2024年7月27日(土)
19:45~ 20:30予定
小雨決行・荒天中止
海に面した芦屋市総合公園をメイン会場に、芦屋市民が中心となって運営するイベント。ステージ披露が行われたり、縁日が出店したり、昼の時間帯からにぎわいます。
今年は、花火がさらにパワーアップ!炎と花火と音楽を浴びる最先端のエンターテインメントが、約45分にわたって繰り広げられます。
花火ショー観覧のための入場は、協賛観覧席チケットまたは市民広場入場券を持っている方のみ可能となります。
協賛観覧席チケットは、最前列のアリーナ席、快適に鑑賞できるイスつきの観覧席、砂浜入場券など6種類があります。
【大阪】天神祭 奉納花火
2024年7月25日(木)
19:30~20:50
荒天中止
日本のお祭りのムードを体感するなら、天神祭りの奉納花火がおすすめ!
1000年以上の歴史がある、日本三大祭りの一つ「天神祭」。天神祭の最後を締めくくるのが奉納花火です。神様への奉納として約3,000発の花火が打ち上げられます。
会場の大川には、伝統的な人形を船首に飾った船や、かがり火を灯す船など約100隻の船が行き交います。空に輝く花火と川のにぎやかな様子は、絵になる光景!
日本を訪れるなら、一度は見ておきたいお祭りです。
【大阪】第36回 なにわ淀川花火大会
2024年8月3日(土)
19:30~20:30
雨天決行・荒天中止
大阪の中心部を流れる淀川で行われる花火大会。地元のボランティアスタッフ約2,000人の協力による手作りの花火大会で、毎年開催を楽しみにしている人が多くいます。
2024年は「~RISE~SORA高く舞い上がる花火に想いをのせて世界へ」をテーマに、5つのシーンで様々な花火が打ち上げられます。
グランドフィナーレでは、圧倒的なボリュームと壮大なスケールの花火が空を埋め尽くします。
落ち着いて花火を眺めるなら、有料観覧席がおすすめです。道路工事のため梅田側の堤防は無料観覧ができず、阪急十三駅側の堤防沿いの大混雑が予想されるためです。
【大阪・兵庫】第76回 猪名川花火大会
2024年8月17日(土)
19:30~20:10
荒天中止、順延なし
大阪国際空港から近い、猪名川の河川敷で、約4,000発の花火が夜空を彩ります。
日中は、会場近くにある大人気の観光スポット、カップヌードルミュージアム大阪池田に行き、夜は花火を鑑賞する、というコースを組むのもおすすめです。
【兵庫】みなとHANABI -神戸を彩る5日間
2024年10月21日(月)~25日(金)
18:30~18:40
雨天決行・荒天中止
日本では夏に花火大会が行われることが多いですが、秋に開催される花火大会もあります。
「みなとHANABI -神戸を彩る5日間」は、神戸の観光地・メリケンパークで昨年初開催された花火大会です。港町の夜景を背景に打ち上げられる花火は、ロマンティックな雰囲気。
花火大会は、日本人の暮らしや日本の文化がぎゅっと詰まった貴重なイベントです!
ぜひ一度、お祭りの雰囲気をまるごと体感するために、関西を訪れてみてくださいね。