冬のアクティビティと言えばスキーやスノーボードは外せません。日本で雪の多いエリアとして北陸や北海道が有名ですが、実は関西にも個性豊かなスキー場がたくさんあります。
大阪から日帰りでも行きやすい5つのスキー場をピックアップしてご紹介するので、ぜひチェックして、足を運んでみてくださいね。

山間地が少なく、平地が多い大阪府内にはスキー場がありませんが、兵庫県と滋賀県の山間部にあるスキー場なら、大阪からのアクセスが良く日帰りも可能です。

いずれのスキー場も、大体11月下旬から12月にかけてオープンし、3～4月にクローズします。積雪量によって営業状況が変わる場合があるので、訪れる前に必ずホームページを確認しておきましょう。

大阪から一番近いのが、兵庫県神戸市の六甲山上にある人工スキー場「六甲山スノーパーク」。

傾斜が緩やかな2つのゲレンデと、雪遊びやソリ遊びができる「スノーランド」で構成されていて、初めて雪に触れる方や、スキーやスノーボードに初挑戦の方など家族で訪れるのにもおすすめのスキー場です。インストラクターが個人のレベルに合わせて英語で教えてくれるスクール（※）もあるので、ぜひ気軽に参加してみてくださいね。

※事前予約制。レッスンの30日前までにご予約ください。

たくさん遊んでお腹が空いたら、ゲレンデの近くにある「レストラン・アルペンローゼ」や、「スノーランド」の近くにある「雪だるま食堂」へ。がっつり系から軽食、キッズメニューなど幅広く揃っています。

ムスリムの方でも安心して過ごせるようにと、礼拝所が設置されているほか、「レストラン・アルペンローザ」では豚肉やアルコールを使っていないハラルフードが用意されています。

ゆっくり午後から訪れたい場合は、22時までナイター営業を行っている金～日曜日または祝日が狙い目！夜のゲレンデは日中とは表情が異なり、幻想的で素敵ですよ！

また、六甲山スノーパークの近くに日本三名泉に数えられる「有馬温泉」があるので、体を動かした後は温泉でのんびり…というプランもぜひご検討ください。

・大阪からの所要時間：片道約90分
・ウエア・道具のレンタル：あり
・初心者向けゲレンデ：あり
・ファミリー向けゲレンデ：あり
・屋内への軽食の持ち込み：不可

兵庫県の山間部にある「峰山高原リゾートWHITE PEAK」は、2017年にオープンした日本で一番新しいスキー場。3つあるコースはいずれもなだらかなので、初心者や子ども連れの方も存分に楽しめると人気を集めています。

「大きなゲレンデをソリで滑れたらなぁ」と思ったことはありませんか？
全長約862ｍの「サウスコース」ではスキーやスノーボードだけでなく、なんとソリでも滑走できるんです！大人だからと遠慮する必要はありません。子どもたちに負けないくらい大はしゃぎしましょう。

全長約1,170ｍの「センターコース」は横幅が広く、デビューしたての方でものびのびと滑ることができます。金～日曜日の週末にはナイター営業を行っているので、ライトに照らされてキラキラ輝くロマンチックなゲレンデを体験できますよ！

「キッズパーク」にはトランポリンや滑り台などのエアー遊具が設けられているほか、ソリ遊びエリア、ムービングベルトを設置したスキー＆スノーボードの練習エリアもあるので、子どもも夢中になれること間違いなし。

レストラン「ピークスダイニング」には、地元・神河町で採れたお米や野菜をふんだんに使ったメニューがズラリ。また、峰山高原リゾートWHITE PEAKが関西初出店となったラーメン店「東京豚骨拉麺ばんから」も大人気！ひと滑りした後に食べるラーメンは格別ですよ。メニューは英語と中国語の表記もあるのでご安心を。

・大阪からの所要時間：片道約120分
・ウエア・道具のレンタル：あり
・初心者向けゲレンデ：あり
・ファミリー向けゲレンデ：あり
・屋内への軽食持ち込み：不可　※ビニールドームは持ち込み可

標高約1,100mの山上にあり、琵琶湖を一望できる絶景地として人気の「びわ湖バレイ」。冬はスキー場となり、幻想的な銀世界を織りなします。

山麓からスキー場がある山頂までは大型ロープウェイで向かいます。乗車している5分ほどの間、360度ガラス張りのキャビンからダイナミックなパノラマを望みながら、ひとときの空中散歩を満喫しましょう。

「蓬莱山」と「打見山」をつなぐ尾根と、琵琶湖とは反対側の斜面に広がるゲレンデには、バリエーションに富んだ9コースが設けられています。一番の絶景ポイントはメインゲレンデの「ホーライパノラマゲレンデ」。緩やかな斜面を滑り下りながら、眼前に広がる琵琶湖に飛び込んでいくような感覚を味わえます。

また、「びわ湖バレイ」スキー場ではスノーアクティビティも大人気！中でもおすすめなのが、森の中に張り巡らせたロープの上を滑車にぶら下がって滑る「ジップラインアドベンチャー」。琵琶湖を見下ろしながらのフライトはスリル満点ながら、なんとも爽快です。子どもと一緒にソリ遊びを楽しむなら「雪遊び スノーランド」へ。ここからも琵琶湖を一望できるので、ぜひ絶景をバックに写真を撮ってくださいね。

ロープウェイの降車駅近くには、大パノラマの絶景を望める「エキナカキッチン」や「テラスカフェ」、ラグジュアリーな雰囲気で料理を楽しめる「グリルダイニング＆バー HALUKA」の3つのレストランがあります。ゲレンデ近くにある「バードキャッスル」からも美しい雪景色を眺めることができるので、おいしい料理と一緒に心ゆくまで堪能しましょう。

・大阪からの所要時間：片道85分
・ウエア・道具のレンタル：あり
・初心者向けゲレンデ：あり
・ファミリー向けゲレンデ：あり
・屋内への軽食持ち込み：飲食店のみ持ち込み不可　※常設の無料休憩所はありません

およそ100年前、11ｍ82cmの積雪量で世界一を記録したことのある滋賀県伊吹山。その山上にある「グランスノー奥伊吹」は雪質にも恵まれ、関西では珍しいふかふかのパウダースノーが味わえる関西最大級のスキー場です。

14もの種類豊富なコースがあり、中でも上級者向けのコースが充実しているのが特徴。例えば、圧雪していない新雪を楽しめる「モンブラン」、平均傾斜30度のコブ斜面が続く「チャンピオンコース」、最大傾斜48度という日本最難関レベルの「Heavenly46°」など。腕前に自信のある方は、自然の地形に沿ったこれらのコースでスリリングな滑走にトライしてみましょう。

おすすめの絶景ポイントは、標高約1,250ｍからゲレンデ一帯を見下ろせる「スカイビューコース」と、琵琶湖や北アルプスなどの雄大な景色が眼下に広がる「天狗岩コース」。美しい樹氷で囲まれたコースはどこか神秘的で、その白銀の世界にも魅了されるはず。

スキーやスノーボードに初挑戦という方は、トンネル付きの動く歩道で登れる「ビギナーゲレンデ」で練習してからリフトデビューするのがおすすめ。4エリアで構成された大規模なキッズパークもあるので、子どもも一日中雪遊びに夢中になれますよ。

屋内・個室型テラス・オープンテラスの3タイプの席が用意されたレストラン「フードパークピスティ」や、世界中の人気料理が集結したフードコートなど、ゲレンデグルメもたくさん！　席数は全1,350席とかなり多いので、好きな席を選んでくださいね。

・大阪からの所要時間：片道約100分
・ウエア・道具のレンタル：あり
・初心者向けゲレンデ：あり
・ファミリー向けゲレンデ：あり
・屋内への軽食持ち込み：不可

滋賀県高島市の箱館山上にある関西最大級の自然リゾートパーク「びわこ箱館山」は、冬になるとスキー場に姿を変えます。山麓からゴンドラに乗り、琵琶湖や山並みを眺めながらスキー場に向かいましょう。

広大な一枚バーンにある3つの絶景ポイントのうち、特に人気なのが第2ゲレンデ（メインゲレンデ）。リフトを降りた瞬間、眼前に現れる琵琶湖の美しさはため息ものです。傾斜が緩やかなので、絶景を目に焼き付けながらゆっくり滑り下りることができます。

最大傾斜38度の急斜面とS字カーブなどで構成された難関コースもあるので、上級者でも滑りごたえがあります。

子どもも一緒に家族みんなで楽しみたい！という方には、8人乗りのボートでゲレンデをクルージングする「スノーラフティング」や、林間コースや雪原コースをゆったりスキーハイクするスノーシュー体験がおすすめ！約100ｍの滑走路を設けた「プレイゾーン」ではソリ遊びをたっぷり満喫できますよ。

同スキー場ではゲレンデグルメも大充実。丼もの、うどん、カレー、ラーメンなどはそれぞれ種類が豊富で、小腹が空いたときにつまめるホットスナックも並んでいます。ムスリムの方向けにハラール対応のカレーもあります。また、フルーツをたっぷり使った様々なパフェに出合えるカフェレストラン「LAMP」にもぜひお立ち寄りください。

・大阪からの所要時間：片道約90分
・ウエア・道具のレンタル：あり
・初心者向けゲレンデ：あり
・ファミリー向けゲレンデ：あり
・屋内への軽食の持ち込み：不可

関西のスキー場は、スキーやスノーボードに初挑戦の方や、雪遊びやソリ遊びだけでも十分！という方にもおすすめです。絶景やゲレンデグルメもぜひ一緒に楽しんでくださいね。大阪から日帰りで行きやすい場所が複数あるので、旅のプランに合ったスキー場を選んで、関西の冬を満喫しましょう。