数多くのラーメン店が凌ぎを削る、梅田エリア。中でもここは絶対押さえておきたい！という“超”の付く有名＆人気のラーメン店をピックアップ。ラーメンのお供にぴったりな、こだわりのサイドメニューもお見逃しなく。

1.　ふく流らーめん 轍 LINKS UMEDA店

2.　どうとんぼり神座 阪急三番街店

3.　一蘭 梅田芝田店

4.　京都麺屋たけ井 阪急梅田店

5.　カドヤ食堂 阪神梅田店

https://wadachi-hukuryu.com/

大阪の泡系ラーメンの有名店「ふく流らーめん 轍」。2014年に大阪・本町に1号店をオープンし、瞬く間に注目されて『ミシュランガイド』のビブグルマンや『ラーメン百名店』にも選定された同店が、梅田にもあります。梅田のランドマークの一つでもある「ヨドバシ梅田タワー」内の商業施設エリア「リンクス梅田」1階にある「ふく流らーめん 轍 LINKS UMEDA店」です。 

泡が麺を覆いつくす白いラーメン、これが店の名前を冠した看板メニューの「ふく流らーめん」。この白い泡の正体……それは、特注の圧力鍋で臭みを消してしっかりうま味を抽出した鶏白湯ラテスープに、木頭柚子とこだわりの昆布出汁でできた2種のエスプーマ。出汁と合わせた醤油ダレの丸くやさしい味わいとふわふわとした口どけに、ほんのりと香り立つ上品な柚子。時間と共に泡が溶け出すことで味わいが変化していく、同店を代表する一杯です。白ネギと水菜、玉ネギのシャキシャキ感に、低温調理でじっくりとうま味を閉じ込めた豚肩ロースのチャーシューが絶妙なハーモニーを奏でます。

写真は、味玉をトッピングした「味玉ふく流らーめん」。さらに鶏ムネのチャーシューがプラスされた「特製ふく流らーめん」も。オプションで柚子エスプーマを2倍にすることも可能！ 

もう一つの人気メニュー「煮干しらーめん」。2種類のイワシと昆布をじっくり寝かせて抽出した出汁に、さらにサンマとウルメを加えて丁寧に煮込んだえぐみのない薫り高い煮干しスープが絶品！たまり醤油に甘みのある背脂が、太麺に絡みつきます。ざっくりと太めにカットされた青ネギとシャキシャキの玉ネギ、食べ応えのあるチャーシューが、濃厚な煮干しスープにさっぱり感をもたらしてくれます。 

味玉をトッピングした「味玉煮干らーめん」、鶏ムネのチャーシューを加えた「特製煮干らーめん」もラインアップ。 

独特の見た目に興味をそそられる、注目のメニュー「マゼニボジャンキー」。濃厚な煮干し出汁に秘伝の醤油ダレと背脂を加えたまぜそばです。パンチの効いた濃いめの味わいで、名前の通り、中毒者が続出というクセになる一杯！写真の「マゼニボジャンキーSP」は、太麺の上に、醤油ダレとスープ、背脂で炒めた青ネギとコロコロの角切りチャーシューに厚切りのチャーシュー2枚、みじん切りの玉ネギとたっぷりの煮干し粉をトッピング。 

煮干し粉を全体によくかき混ぜていただきますが、少し汁気を残しておくのがポイント。麺を食べ終えてもチャーシュー1枚くらいを残しておいて、小ごはんを注文。そして、タレとごはんを混ぜ合わせてチャーシューと共にいただく！別メニューのような贅沢な味わいを楽しめます。 

ラーメンだけでなく、サイドメニューにもオリジナリティーが炸裂。ごはんが見えなくなるほどふんだんに、サイコロ状の低温調理チャーシューを乗せた「チャーシュー丼」は、ラーメンと一緒にぜひ注文してほしい一品。エスプーマして軽くブリュレした粘り気のある甘めの特製ダレが、レア感の残る食べ応えのあるチャーシューにしっかりと絡みます。これはもう、食べないわけにはいかないですね！

電化製品をはじめ、生活用品やファッションアイテムなど、様々なお買い物をワンストップで楽しめる商業施設で、大阪、いや日本を代表するラーメンも楽しめる！梅田で過ごす一日プランを考えるなら、このお店での食事をメインに計画するのもありです。 

https://kamukura.co.jp/shop/29/

1986年に大阪・道頓堀で創業、関西を中心に国内外で約70店舗を展開する「どうとんぼり神座」。独特のスープが特徴の唯一無二のラーメンが人気のお店です。 

「どうとんぼり神座 阪急三番街店」は、阪急大阪梅田駅から歩いてすぐのところにあります。店頭のメニューを見て券売機で注文するのですが、魅力的でバリエーション豊富なので何にしようか、間違いなく悩んでしまうはず。そんな時は行列がありがたく思えます。そう、並んでいる間がシンキングタイムになります！ 

店内に掲げられている「神座ラーメンの特徴」には、1回目は“今までに味わった事のない味”で、2回目には“深みやおいしさが分かる”、3回目には“神座本来の味が分かって頂ける”とあります。口にすればするほどその沼から抜けられなくなり、長年足繫く通うファンが多いというのは、何よりもの証明ですね。この門外不出の味を守り、そして安定的に提供するため、独自の「スープ・ソムリエ制度」を導入。同店のラーメンは、厳しい審査に合格したソムリエだけが調理することを許されているのだそう！ 

同店の定番＆看板メニューの「おいしいラーメン」。元々はフレンチレストランのオーナーシェフを勤めていた創業者が、毎日食べられる身体にやさしいスープを目指して一年半かけて完成させたという完全オリジナルです。素材にもとことんこだわって、生産者の顔が見える安心安全で栄養価やうま味がたっぷりの野菜を厳選。ラーメンに合うように開発された麺は、やさしくスープが絡むつるつるっのストレート系。あっさりしているのに素材のうま味とコクが凝縮した味は、何度食べても飽きがこない、ファンに愛され続けるラーメンです。 

人気ナンバーワンの「小チャーシュー煮玉子ラーメン」は、秘伝のタレで煮込んだ玉子とじっくり熟成したチャーシューの相性が抜群。

シャキシャキのネギとピリ辛のキムチで味わいと食感に変化を加えた「ネギキムチラーメン」。 

トッピングには、煮玉子、ネギ、キムチ、もやし、野菜、チャーシューがラインアップ。好きなものを選んで、自分好みのアレンジが楽しめます。 

トロトロのチャーシューを存分に味わいたい方は「プレミアムチャーシューラーメン」を、ヘルシー志向ならば「野菜いっぱいラーメン」や糖質ゼロの「こんにゃくラーメン」をチョイスしましょう。 

ラーメンと一緒に注文してほしいのが、うま味が詰まった「餃子」。こんがりパリッと焼き上げられていて、とってもジューシー。 

秘伝の味付けが絶妙な「からあげ」も、はずせないおすすめメニューです。サクサク＆ボリューミーで大満足。

甘めでやさしい味付けのそぼろに、ネギとノリのアクセントを効かせた「そぼろ丼」。温玉をからめて召し上がれ。

「おいしいラーメン」にこれらのサイドメニューがセットになったお得なメニューもあります。餃子やからあげのセットには白ごはんも付いていて満足感もたっぷり。味の虜になる最初の一杯を求めて、ぜひ足を運んでみてください。 

https://ichiran.com/shop/kinki/umeda-shibata/

1960年に福岡で創業、現在は国内外で86店舗を展開する、とんこつラーメンの名店『一蘭』。メニューを多様化せず、「天然とんこつラーメン」一本に絞り込んでおいしさを追求しているとんこつラーメンの専門店です。

梅田芝田店は、阪急大阪梅田駅の近くにあります。赤い看板が目印！

『一蘭』と言えば有名なのが、人目を気にせずラーメンを堪能できる「味集中カウンター」席。1席ずつ仕切られているので、まさに味に集中できて、女性一人でも入りやすくなっていのが特徴です。

席に着いたら、オーダー用紙に味の濃さや麺のかたさ、にんにくの量やねぎの種類などを記入して、自分好みのラーメンを注文。オーダー用紙は、日本語の他、英語や韓国語、中国語に対応しています。

『一蘭』のとんこつラーメンのスープは、臭みなどの余分なクセを取り除き、とんこつのおいしさを最大限に引き出した風味豊かでトロッと濃厚。麺には、このとんこつスープとの相性を第一に考えた特製の生麺が使用されています。

一蘭のラーメンの象徴的存在、唐辛子をベースに30数種類の材料を調合し熟成させた元祖「赤い秘伝のたれ」。単なる辛さだけでなく、うま味たっぷりのたれをスープに絡めれば、さらに深みのある味わいに！

まずは隅の方からそーっと麺とスープを味わい、その後「赤い秘伝のたれ」を少しずつ溶かしながら食べるのがおすすめ。麺にとんこつスープをしっかり絡めれば、絶妙なハーモニーが思う存分楽しめます。

博多ならではの食文化「替玉」にもチャレンジしてみましょう。「替玉」とは、スープを残して麺だけをおかわりすること。1杯目と麺の硬さを変えたり、トッピングを追加したりして、味わいの変化を楽しむのもおすすめです。

「替玉」を注文する時は、替玉プレートをテーブル奥のボタンの上に乗せるだけ。声を出さずに注文できるので、まわりを気にすることなくおかわりできます。1杯目の麺を半分食べ終えた頃に注文すると、ちょうど最初の麺がなくなったタイミングで持ってきてもらえますよ。

ラーメンと一緒にぜひ注文してほしいのが、「煮こみ焼豚皿」。厳選した上質な豚ロースをじっくりと煮込んだ絶品です。燻製調味料を合わせた醤油ベースの甘辛いたれと焼豚の相性は抜群。ごはんやビールにも合います！

最後に忘れてならないのが〆のデザート。福岡県産の八女茶を使った抹茶ソースをかけて食べる「抹茶杏仁豆腐」でさっぱりとお口直しを。

『一蘭』では、天然とんこつラーメンだけでなく、人気の焼豚や〆のデザートまでコースのように楽しんでくださいね！

https://menya-takei.com/

阪急大阪梅田駅の2階中央改札内にある『京都 麺屋たけ井』。京都に本店を構え、2016年に大阪初・駅ナカ初出店となる3号店目として2016年のオープン以来、行列が絶えない超人気店です。

梅田エリアでつけ麺と言えば、真っ先に名前が挙がり、遠方から足を運ぶ人も多いという同店。たとえ電車を利用しなくても、看板メニューのつけ麺を食べるためだけに阪急大阪梅田駅を訪れる人もいるというほど！行列ができることもしばしばです。

※電車を利用しない場合、入場券が必要です。

店頭にある券売機で食券を購入して店内へ。落ち着いた雰囲気で、カウンター席が並びます。

厳選した小麦のみを使用し独自の製法で作られた極太麺は、コシと弾力があってモチモチ！スープは、長時間煮込んでうま味を凝縮させた豚骨魚介系。噛めば噛むほどに甘みを感じる麺が、ドロドロと濃厚なスープにしっかりと絡みついて、一度食べたらクセになる味わいです。魚粉のトッピングが豚骨のほんのりとした甘い風味を引き立たせながら、柚子の皮がさっぱり爽やかなアクセントに。

「特製つけ麺」は、鶏モモ・豚バラ・豚ロースの3種類のチャーシューと味玉が麺を覆い隠すようにどーんと鎮座。

麺を食べ終わった後は、テーブル上のポットに入っている温かい魚介出汁を投入してスープ割りにすれば、最後の一滴まで残らず堪能できます。

そして、ツウ好みのトッピングとして人気なのが、昔ながらのわらに包まれた「水戸産わら納豆」です。つけダレに入れて麺に絡ませれば、納豆のネバネバがマイルドにタレに溶け込んでトロトロになり、ツルツルっとのど越しが一変！ヤミツキになる人が続出しているというのもうなずづける独特の味わいです。ぜひお試しを！

何と言ってもつけ麺が有名ですが、同店限定のラーメンも絶品。背脂が浮かぶ豚骨清湯スープに、麺はストレートの細麺。「特製ラーメン」は、レアチャーシューと皮付きの分厚い鶏チャーシューに味玉、たっぷりのネギなどをトッピングした京都風のラーメンです。

もう1品のおすすめが、リーズナブルで満足感たっぷりの「豚辛丼」。分厚めの細切れ豚肉、その上にネギと海苔、卵黄が乗ったどんぶりです。甘辛く煮込んだ豚肉に卵黄を絡めれば、つけ麺やラーメンを食べた後でもお箸がどんどん進みます。

つけ麺のうまさにどっぷり浸れるひと時は、ここがエキナカであることをすっかり忘れてしまう別世界のよう。梅田を訪れたなら、必ず足を運んでほしい名店です。

https://catalog.hankyu-hanshin-dept.co.jp/hankyu/brand/?bd=hsb_kadoya&btm=0&cp=snack15

大阪・西長堀に総本店を構える「カドヤ食堂」は、1957年に大衆食堂として創業し、2001年に中華そば専門店としてリニューアル。ミシュランガイドのビブグルマンを獲得したこともある、大阪を代表するラーメン店です。

その梅田店は、阪神梅田本店の地下1階にある“早くて安くて旨い！”がコンセプトのオールスタンディングスタイルのフードコート「スナックパーク」内にあります。こだわりのラーメンとしてはお値段がとてもリーズナブルなのも、間違いなく人気の秘密です。

ここでは総本店の味をベースにアレンジされた、同店ならではの中華そばが味わえます。

ラーメン専用の国産小麦「ラー麦」を100％使用した特注麺は、歯ごたえがありながら歯切れがよく、風味豊か。のど越し滑らかで長めの細麺が、鶏ガラと豚骨のうま味が凝縮したあっさり系のスープをスーッとまといます。薩摩茶美豚を使用したチャーシューは柔らかくて、ほろりと口の中でほどけるよう。

「中華そば」のトッピングは、チャーシューと海苔とメンマのみ。シンプルだからこそ、麺とスープのうま味をダイレクトに感じられます。

「中華そば」に、モチモチでツルツルなワンタンを加えた「ワンタンめん」。ワンタンは、店内で一つひとつ丁寧に手包みされています。

こちらは「中華そば」に味玉をプラスした「上中華そば」です。

他にはスタンダードな「中華そば」に、チャーシューがたっぷりの「チャーシュー麺」、味玉をプラスした「上中華そば」、その上にさらにチャーシューがボリュームアップの「特製中華そば」がラインアップ。甘辛くてジューシーなお揚げがどーんと乗った「パンダそば」は、大衆食堂時代の隠れメニューで2021年の20周年記念で登場したという、ファンが多い一品です。

ラーメンと一緒に味わいたいのが、サイドメニューのどんぶり。おすすめは、中華そばに使われている香ばしい刻みチャーシューの上にマヨネーズをたっぷりかけた「チャーマヨ丼」。お肉感を堪能したいなら、ほろほろとやわらかいチャーシューの甘辛さとごはんが絶妙マッチの「チャーシュー丼」をチョイスしてください。

お肉のうま味をしっかり味わいたい方は、白ワインベースの特製タレでじっくり煮込んだ薩摩茶美豚を贅沢に乗せた「豚丼」をどうぞ。

もちろん丼もとってもリーズナブル。中華そばとセットで注文してもお財布のダメージが少なめなのはうれしい限りです。

本格的な中華そばや丼が、屋台のような感覚で気軽に注文できて、すぐにツルツルっと味わえるのは、「スナックパーク」にある同店ならでは。チャーシューやメンマをビールと共にサクッと楽しめるさく呑みセットもあります。梅田で過ごす一日の〆はここで決まりですね！

いかがでしたか？

大阪梅田にはラーメン屋がたくさんあります。有名なお店の看板メニューを楽しむとともに、その店ならではのサイドメニューも要チェックです。