大阪には、冬ならではのイベントやグルメ、絶景を満喫できるスポットが盛りだくさん!
地域に根付く文化や伝統に触れながら楽しく過ごせる、冬旅におすすめの過ごし方をご紹介します。
冬の大阪の天気、服装
冬の大阪は、関西エリアの京都や滋賀に比べると寒さは穏やかで、雪が降り積もることはほとんどありません。大阪の12月から2月にかけての冬の平均気温は下記の通りです。
12月/最高気温12.3度、最低気温5.3度、平均気温8.7度
1月/最高気温9.7度、最低気温3.0度、平均気温6.2度
2月/最高気温10.5度、最低気温 3.2度、平均気温6.6度
※データは1991~2020年、気象庁
晴天の日が多く、気温が低い日でも暖かな日差しが降り注ぐ日もあります。服装は、セーターに厚手のコートやダウンを着る人が多いです。素足ではなくスカートならタイツを履いて、防寒することをおすすめします。
冬の大阪ですべきこと
続いて、大阪近郊の冬限定のイベント、冬だからこそより一層楽しめる体験をご紹介します。
1)冬空に輝くイルミネーションを見る
大阪の街中でイルミネーションを楽しむなら、「大阪・光の饗宴」は外せません。
御堂筋のイチョウ並木を鮮やかな光で彩る『御堂筋イルミネーション』、水都大阪のシンボルである中之島の水辺を美しく照らす『OSAKA光のルネサンス』、 大阪府の各地域で個性豊かな光の演出が楽しめる『エリアプログラム』。
この3つの構成で大阪府内を幻想的に照らします。
JR大阪駅の北側に広がるうめきたエリアのイルミネーションも必見。「グランフロント大阪」の巨大クリスマスツリーは、遊び心ある豪華な装飾が毎年話題に。隣接する「うめきた広場」や、2024年の秋にオープンしたばかりの「グラングリーン大阪」周辺もシャンパンゴールドの光に包まれるので、あわせて足を運んでみてください。
意匠の異なる光の芸術を巡りながら、ロマンチックな冬の夜を過ごしましょう!
「光の饗宴2024」
「御堂筋イルミネーション2024」2024年11月3日(日・祝)~12月31日(火)
「OSAKA光のルネサンス2024」2024年12月14日(土)~12月25日(水)
「エリアプログラム」開催時期は各施設・スポットにより異なります
会場:御堂筋(阪神前交差点~難波西口交差点)、大阪市役所周辺~中之島公園、万博記念公園、ほか府内各所
アクセス:阪急大阪梅田駅から徒歩約5分、阪神大阪梅田駅から徒歩すぐ
https://www.hikari-kyoen.com/en/
「GRAND WISH CHRISTMAS 2024~Infinity Lights~」
2024年11月7日(木)~12月25日(水)※一部コンテンツを除く
会場:グランフロント大阪 北館・南館・うめきた広場 他、各所
アクセス:阪急大阪梅田駅から徒歩約4分、阪神大阪梅田駅から徒歩約5分
「Champagne Gold Illumination in UMEKITA」
2024年11月7日(木)~2025年2月28日(金)
会場:グランフロント大阪 うめきた広場、グラングリーン大阪 うめきた公園 他
アクセス:阪急大阪梅田駅から徒歩約4分、阪神大阪梅田駅から徒歩約5分
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2)冬の大阪で温泉を楽しむ
冷えた体を温めるならぜひ温泉へ。あったか~いお湯にのんびり浸ると、体だけでなく心も自然とほぐれていきます。効能や泉質の異なる複数の温泉を巡ったり、お風呂上がりに浴衣を着て近所を散策したり…と楽しみ方は人それぞれ。
昔ながらの温泉文化を体験したい人は、大阪の観光名所「箕面の滝」の近くにある温泉のテーマパーク「大江戸温泉物語 箕面温泉スパーガーデン」がおすすめ。壁に赤富士が描かれた大浴場に、シックな雰囲気の貸切風呂。さらに、大衆演劇や歌謡ショー、卓球といった温泉定番のアミューズメントも充実しているので、一日中いても飽きることはありません。
また、関西最大級の複合型温泉施設「空庭温泉 OSAKA BAY TOWER」は、梅田からのアクセスが抜群!源泉かけ流しの露天風呂や、広大な日本庭園を眺められる庭見風呂など、6種類の多彩なお風呂を楽しめます。豊臣秀吉などの戦国武将が活躍した安土桃山時代をコンセプトにした和モダンの空間演出にもぜひ注目を!
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情緒あふれる温泉街を散策するなら、大阪から日帰りで行ける兵庫の「有馬温泉」や「城崎温泉」に足を伸ばしてみるのもおすすめ。特に冷え込んだ日は、白銀の雪に覆われた幻想的な街並みを拝めるかも!?
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3)冬の大阪でグルメを味わう:てっちり、おでん、カニ料理
様々な食材を一つの鍋で煮込んで食べる鍋料理は、日本の冬グルメの定番。大阪を訪れるなら、ふぐを使ったご当地鍋「てっちり」は欠かせません。ぷりぷりのふぐの身と、ニンジンや長ネギ、春菊などの野菜を旨味たっぷりの昆布だしのスープで煮込んだもので、ぽん酢につけていただきます。残ったスープにはご飯を入れて雑炊にして食べるのがお約束。
カツオ節や昆布からだしを取ったつゆで、大根やたまご、練り物などを煮込んだおでんも冬の伝統料理。だし文化の関西では、薄口醤油であっさりと仕上げるのが主流で、関東風とはまた違う上品な味わいです。具材がつゆをたっぷりと吸い込み、柔らかくなった“しみしみ”の食感を堪能してみて。
冬の定番グルメとして、日本ではカニも大人気!ボイルしたカニの身や、カニの旨味が凝縮したカニ鍋、濃厚なカニ味噌など、日本酒にもぴったり!大阪の人気観光スポット・道頓堀や梅田には、カニ料理で有名なレストラン「かに道楽」があります。
複数人で賑やかに食卓を囲めば、身も心もぽっかぽか!それもまた日本の冬の醍醐味なのです。
4)大阪から雪の世界へ。六甲山で日帰りスキー
ウィンタースポーツを楽しむなら、大阪から日帰りで行ける神戸・六甲山にある人工スキー場「六甲山スノーパーク」へ。ウェアや道具は全てレンタルOKで、気軽に立ち寄ることができるのが魅力です!
英語に対応したスキースクール・スノボースクールを開講しているので、初心者でも安心。併設されたレストランでは、「六甲山山盛りローストビーフ丼」といった六甲山にちなんだ名物グルメをはじめ、バラエティ豊かなメニューが並んでいます。
また、イスラム教徒の方も利用しやすいようにと、男女別に2つの礼拝所を用意。レストランでは、メニュー表に豚肉・アルコールの使用の有無をわかりやすく表示しているほか、ハラールフードも取りそろえています。
「有馬温泉」にも近いため、身体を動かした後には温泉でゆっくりと疲れを癒やしてみては。
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5)大阪からもすぐ。灘五郷へ冬の酒蔵巡り
冬は新酒の季節。日本酒発祥の地と言われる関西にはたくさんの酒造所があるので、フレッシュな味わいを求めて酒蔵巡りをしてみませんか?
大阪~神戸間の海岸沿いに位置する「灘五郷」は日本有数の酒処。26の酒蔵があり、日本の伝統的な酒造りを今に伝える資料館や、酒蔵見学&試飲を楽しめるスポットが点在しています。
飲み比べをしたり、蔵から直採りした生酒を味わったり。日本酒に合う和食や日本酒を使用したスイーツなどのグルメも充実しているので、様々に日本酒を堪能できます。
大阪からのアクセスが良く、日帰りOKなので、日本独自の酒文化を気軽に体験してみては?
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6)年越しそばを大阪の名店で食べる
古くから日本では、一年の終わりの12月31日に年越しそばを食べる風習があります。他の麺類よりも切れやすいことから“厄災を断ち切る”、細くて長い形状にあやかって長寿を願うなど、新しい年を迎える前にいただくものとされています。年をまたいで食べるのは縁起が悪いと言われているため、年内に食べきらなければいけません。
大阪梅田駅から徒歩圏内にある老舗そば店「瓢亭」では、細かくすりおろした柚子の皮を練り込んだ「夕霧そば」が名物。歌舞伎の演目として有名な『曽根崎心中』の舞台となった「露天神社」が近所にあることもあり、同作品に登場する夕霧太夫からこの名がつけられました。そばをつゆにつけることで柚子の香りがいっそう増し、爽やかな味わいが楽しめます。
そばは本来すするもの。年越しそばも、厄を振り払うように“ズズズッ”と盛大に音を立てながら食べましょう!
7)大阪の有名な社寺へ初詣に行く
初詣とは、年が明けて初めて神社やお寺にお参りすることを言い、新年の幸せを祈願する日本の恒例行事です。神社仏閣ごとにご利益が異なるので、祈願したい内容に合わせて参拝場所を選ぶのもあり!
例えば、箕面市にある「勝尾寺」は勝運に強いことで有名な寺。
縁起物の真っ赤なダルマに願いを書き入れて奉納すると勝運に預かれると言われ、境内は無数のダルマであふれています。
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学問の神様・菅原道真を祀る「大阪天満宮」は、学業成就や合格祈願の神社として人気です。「神使いの狛牛」と呼ばれる牛の像は、自身の悪い部分と同じ部位を撫でると治ると言われ、目当てに訪れる人も。大阪梅田駅からアクセスしやすいため、市街地を観光する際はルートに加えてみてはいかがでしょう?
他にも、大阪にはたくさんの神社仏閣があり、そのご利益は様々。一年の願いを考えて行き先を決めて、足を運んでみてください!
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8)十日えびすで商売繁盛を祈願
十日戎(とおかえびす)とは、七福神の一柱であるえびす様を祀り、商売繁盛を祈願するお祭りのこと。1月9日~11日の3日間、関西を中心に斎行され、小宝吉兆と呼ばれる授与品を結んだ福笹を求めて、多くの人々で賑わいます。商業の街・大阪では、十日戎はお正月よりも盛り上がるという地域もあるほど。
十日戎で有名な「今宮戎神社」では、富を象徴する俵、福を貯める福袋、福をかき集める熊手など、十数種類の小宝吉兆が用意され、全国各地から約100万人もの参拝者が訪れます。十日戎の3日間、神々に奉仕をする巫女として年に一度選ばれる福娘は毎年話題に。
福笹を持ち帰ることが難しいという方には、代わりに金運上昇のご利益があると言われる金運守がおすすめ。クレジットカードと同じサイズなので、ぜひお財布に忍ばせておきましょう。
同神社の十日戎に合わせて開催される「宝恵駕籠(ほえかご)行列」も見どころの一つ。芸能関係者を駕(かご)に乗せて近くの繁華街を巡行し、“ほえかご、ほえかご”という威勢の良い掛け声で大阪の南エリアを盛り上げます。
大阪らしい活気あふれる一大イベントで、商売繁盛を祈願してみませんか?
今宮戎神社
住所
大阪府大阪市浪速区恵美須西1-6-10[MAP]
アクセス
南海高野線今宮戎駅から徒歩すぐ、大阪メトロ御堂筋線大国町駅または大阪メトロ堺筋線恵美須町駅から徒歩約8分、阪堺電車阪堺線恵美須町駅から徒歩約8分
9)節分祭、豆まき、恵方巻、日本文化を体験する
日本では、2月3日は節分の日。冬が終わり、春がはじまる季節の分け目となるこの日は鬼=邪気が現れやすいと言われているため、“鬼は外、福は内”と家の中に豆をまきながら邪気払いをするのが昔からの習わしです。
大々的に豆まきを行う節分祭が全国各地で行われます。特に、大阪で有名なのが寝屋川市にある「成田山不動尊」。境内に設置した全長150メートルの舞台から、関西の政財界人や芸能人らが参拝客に向けて豆をまき、開運厄除や交通安全を祈ります。
また、年によって変わる恵方(神様がいる方角)を向いて恵方巻という太巻き寿司を食べることも節分の風習の一つ。1本まるごとかぶりついて無言で食べ切るのが、福を逃さないためのルール!恵方巻は百貨店やスーパー、コンビニなどに様々な種類が並ぶので、好きなものを手に入れて挑戦してみて。
節分の日は、豆や恵方巻と一緒に鬼のお面も販売されているので、お土産として持ち帰ってみてはいかがでしょうか?
10)梅を見て春の訪れを感じる
桜に先駆け、寒さが残る2月頃から咲きはじめる梅もまた日本を象徴する花。桜よりも控えめで可憐な姿に癒やされる人は多いことでしょう。
関西有数の梅の名所として知られる「大阪城公園」の梅林は、約1.7ヘクタールもの広大な敷地に約1,270本もの梅が植えられています。城郭と梅、その風光明媚な光景に心奪われるはず。
前述した「大阪天満宮」では、境内の北側にある星合池周辺に約20品種・約100本の白梅&紅梅が咲き、池の水面に花びらが浮かぶ様子も趣があります。
また、吹田市にある「万博記念公園」では、約120品種・約600本が植えられている自然文化園と、約40品種・約80本が植えられている日本庭園の2か所が名所となっています。ほんのり漂う梅の香りを感じながら、同公園のシンボル「太陽の塔」を梅の花越しに撮影してみてはいかがでしょうか?
梅には様々な品種や色があるため、名所ごとに異なる美しい景観に出合えますよ!
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2月3月の旅は観梅!京都、大阪、神戸のベストスポット
寒い季節にしかお目にかかれない大阪名物がたくさんあるので、フットワークを軽くして色々なところに足を運んでみてくださいね!ユニークな日本の風習も体験できるので、きっと充実したひとときを過ごせるはず。