大阪や京都、兵庫、奈良など、関西エリアへの旅行者が利用する関西国際空港。大きな荷物を持って歩く旅行中の移動は、できるだけ快適にしたいものです。

そこで、関西国際空港から大阪の中心地・梅田までの移動に便利なおすすめの方法を解説します。

日本を訪れたみなさんが良い旅のスタートを切れますように！ 

まず、関西国際空港から大阪梅田へ移動する方法は大きく分けて2つあります。

・電車 

・空港リムジンバス 

ほかにタクシーもありますが、日本のタクシーは高額であまりおすすめではないので、ここでは割愛します。 

電車での移動ですが、2023年春からJR線で特急はるかが大阪梅田エリアにも停車するようになり、さらに便利になりました。

ですので、ここではJR快速列車と特急はるか、空港リムジンバスを比較してみましょう。

※運賃は2023年4月26日時点 

注意したいのが、第2ターミナルを利用する方です。電車で大阪梅田まで移動したい場合、第2ターミナルから空港内を走る連絡バスに乗車して第1ターミナルに移動する必要があります。

空港リムジンバスは、第2ターミナルにも乗り場があるので、スムーズに大阪梅田へ移動することができます。

※ただし空港リムジンバスは、早朝の時間帯は第1ターミナルから出発。 

どの交通手段でもメリット、デメリットがありますが、関西国際空港から大阪梅田への移動で特におすすめなのは、空港リムジンバスです。

その理由は、

・乗り場が到着ロビーの目の前にあるので移動がスムーズ
・十分な本数がある
・特急はるかよりも運賃が安い
・定員が決まっているので、座席に座って移動できる
・大きな荷物をトランクに預けられて快適
・大阪梅田は2箇所の停留所があり、目的の場所に近い方を選択できる

など。

とにかく、ラクに、快適に、便利に、移動できるのが空港リムジンバスです。

ただ、バスでの移動は、交通渋滞に巻き込まれて到着時間が読めないところを心配される方がいるかもしれません。 

ですが、空港リムジンバスは全車両にGPSが搭載されていて、車両の運行状況をリアルタイムに把握しています。乗り場では、最新の運行状況を案内しているので、おおよその到着時間を事前に確かめることができます。 

空港リムジンバスを利用するメリットは分かったけれど、慣れない日本でバスに乗って移動するのはちょっと不安がありますよね。乗り場からチケットの買い方、降車まで、空港リムジンバスの利用方法を順に詳しく解説していきます。 

関西国際空港には2つのターミナルがあります。ターミナルごとに乗り場を紹介します。

<ターミナル1>.
1階の到着ロビーを出るとバス乗り場があります。大阪梅田へ向かうバスは5番乗り場です。

<ターミナル2>.
1階の到着ロビーを出ると目の前にバス乗り場があります。大阪梅田へ向かうバスは1番乗り場です。 
ターミナル2自体が小さいので、外に出ればバス乗り場をすぐに見つけることができるはずです。

ターミナル2を利用する方は注意！
ターミナル2では、早朝の時間帯（朝6時台～8時台まで）は空港リムジンバスの運行がありません。空港内の連絡バスでターミナル1へ移動し、ターミナル1の空港リムジンバス乗り場から乗車することになります。

乗り場のすぐそばに、自動券売機があります。

関西国際空港と大阪梅田を結ぶ空港リムジンバスは、予約制ではないため、乗車当日に券売機でチケットを購入します。

券売機は、日本語、英語、韓国語、中国語（繁体・簡体）の5言語で対応しており、主要会社のクレジットカードの利用が可能です。

チケットは片道乗車券と往復乗車券があります。 
帰りも空港リムジンバスを利用する方は、往復乗車券を購入しておくと運賃がお得になります。 

<QRコードで発券する場合>

旅行会社経由でQRコードにて乗車券を発券する方は、関西国際空港リムジンバス券売所に設置されているQRスキャナーを利用してください。往復分のQRコードを持っている方は、関西国際空港で復路の乗車券も発券してください。復路の出発地となる大阪梅田の「新阪急ホテル」停留所、「ハービス大阪」停留所にQRスキャナーは設置されていないので、注意が必要です。 

注意したいのが、チケットの片道乗車券と往復乗車券の往路の有効期限。
利用できるのは購入した当日のみになるので、出発当日に購入するようにしましょう。 
往復乗車券の復路券は発売日より14日間有効です。

チケットを購入したら、スタッフの案内に従って列に並びましょう。大きな荷物は、トランクに預けます。
この時注意したいのが、自分が降りる停留所を確認しておくことです！

大阪梅田エリアの停留所は「新阪急ホテル」「ハービス大阪」の2か所があります。荷物を預ける際に、どちらで降りるかを伝える必要があります。

とはいえ、長時間の飛行機移動で疲れたタイミングで、急に聞かれても焦ってしまいますよね。当日迷わなくていいように、停留所の場所を事前に地図で調べておくと安心です。

「新阪急ホテル」停留所　⇒Google MAP

「ハービス大阪」停留所 ⇒Google MAP

バスが到着したら、スタッフの案内に従って乗車します。座席は決まっていないので好きな席に座ってOKです。座ったら、シートベルトの装着を忘れないようにしてください。 

車内では、音声案内が日本語、英語、韓国語、中国語（繁体・簡体）の5言語で放送されますので、聞き逃さないようにしましょう。
なお、車内の前方に液晶画面が設置されていて、その画面でも次に停車する停留所を案内しています。

また車内には無料Wifiが用意されているので、宿泊するホテルの場所を確認したり、おいしいごはんのお店を探したり、音楽を聴いてひと休みしたり、移動時間を有意義に過ごすことができます。

空港リムジンバスが最初に到着するのは「新阪急ホテル」停留所です。

近隣には、新阪急ホテル、ホテル阪急レスパイア大阪、阪急インターナショナル大阪といったホテルのほか、阪急線、大阪メトロ御堂筋線・谷町線、JＲ線、ヨドバシカメラ、阪急うめだ本店などがあります。 

また、海外旅行者向けの観光案内所「阪急ツーリストセンター 大阪・梅田」もすぐそばです。ここでは、観光や交通案内のほか、阪急電車のお得な乗車券の販売、Wi-Fiルーター貸出などを行っているので、ぜひ活用してください。

次に空港リムジンバスが到着するのは、終点となる「ハービス大阪」停留所です。

近隣には、ザ・リッツ・カールトン大阪、ヒルトン大阪、ハートンホテル西梅田、ホテルモントレ大阪などのホテルのほか、JR線、大阪メトロ四つ橋線 ・御堂筋線・谷町線の各駅があります。 

空港リムジンバスの時刻表など詳細は こちら ​

停留所を間違って降りた場合、どうすればいい？

「新阪急ホテル」停留所と「ハービス大阪」停留所は、迷わず歩いて12分ほどの距離です。地下街を通って向かうのが便利ですが、梅田の地下街は複雑です。

「ハービス大阪」停留所から「新阪急ホテル」停留所方面へ向かう時は「阪急電車」、「新阪急ホテル」停留所から「ハービス大阪」停留所方面へ向かう時は、「四つ橋線」と書かれている案内表示を頼りに進んでください。 

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「新阪急ホテル」停留所から歩いて2分ほどの場所にある、「阪急高速バスターミナル 」は、大阪梅田と地方を繋ぐ高速バスのターミナルです。 

この場所から、自然豊かな四国方面や信州方面、その他、兵庫県にある有馬温泉や城崎温泉、京都府の天橋立方面行きのバスなどが、毎日運行されています。

高速バスの予約は日本全国の高速バスを取り扱う予約サイト「Japan Bus Online」が便利です。

高速バス予約サイトはこちら「Japan Bus Online」​

中でも特に有馬温泉は、大阪梅田から電車で移動しようとすると、乗り換えが多く所要時間もかかるため、高速バスで移動するのが断然おすすめ！ 

有馬温泉発着の路線の予約は 特設ページをチェック

ちなみに、京都～有馬温泉線も運行しているので、大阪～有馬温泉～京都間を、高速バスでラクに移動することができます。

関西国際空港から大阪梅田エリアまでの移動で重要なポイントはこちら。

・関西国際空港から大阪梅田エリアまでの移動は空港リムジンバスが快適で便利
・チケットは乗車当日に購入する
・大阪梅田の降り場は2箇所。「新阪急ホテル」か「ハービス大阪」のどちらに降りるか事前に調べておく

それでは良い旅を！