神社には様々なご利益があると言われています。よく知られている有名な神社も良いですが、ピンポイントなご利益があるユニークな神社にお参りしてみませんか?
今回は、大阪・京都にある、体にまつわる神社をご紹介します。
【大阪】歯に悩む方や歯の健康を願う「歯神社」
大阪梅田のランドマークである赤い観覧車が有名なHEP FIVEの近くに歯神社があります。全国的も珍しい「歯」の神社です。
元々は、巨石を御神体としてお祀りする稲荷社でした。今から数百年前に梅田一帯が大洪水に見舞われたとき、この巨石が流れ来る水を歯止めし、梅田の水没を防いだことから、歯止めの神さまとして親しまれました。それがいつしか歯痛止めの神さまとなり、歯神社と呼ばれるようになりました。
神社の本殿前にある「なで石」。御神体の巨石のかけらとも言われるこの石を撫でてから、歯の痛むところを撫でると痛みが取れると言われています。
全国の歯に悩む方々をはじめ、歯の医療に関わる方や、歯科医師を目指す学生さん、歯ブラシ・歯磨き粉など歯に関わりのあるお仕事をされる方の参拝が絶えずあります。
道路沿いの小さなスペースに鳥居と小さな祠とご神木が建っている、というとても小さな神社ですので、御守、御神札の授与はありません。
歩いて5分ほどのところにある綱敷天神社御旅社で授与してもらえます。歯神社へお参りしたあと行きましょう。
歯に悩む方、歯に関係するお仕事をされておられる方など、全国から問い合わせがあるそうです。
日本でここだけという歯の神様に、歯の健康をお祈りしましょう!
※綱敷天神社御旅社は平日は留守が多く、水曜定休です。土日の13:00~17:00は開いていますので、訪問曜日と時間に注意しましょう。
【京都】日本で唯一の髪の神社「御髪神社」
京都嵯峨にある「御髪神社」は日本で唯一、髪に関しての願いを叶えてくれる神社です。京都の理美容関係者によって創建された神社で、日本の髪結師として活躍したと言われている藤原采女亮政之(うねめのすけまさゆき)が祀られています。
有名な嵐山の竹林の小径を抜けて、トロッコ嵐山駅に向かうと小倉池のほとりにあります。
髪に悩みのある人だけでなく、美しい髪を保ちたい人や美容関係の仕事をしている人が訪れます。御守も様々で名前がユニークな「ふさふさ守り」や、櫛の形をした「御櫛守」など、一風変わったものばかり。
「匠守」は美容師さんに人気のお守り。ハサミがモチーフになっていて化粧箱に入っています。プレゼントにも最適です。
御髪神社の絵馬は美しい髪の女性が描かれた櫛の形をしています。髪に関する願いだけでなく、美容師・理容師国家試験の合格祈願、スタイリストさんや美容師さんのスキルアップなど、多くの人が絵馬に祈願されています。
嵐山に来た際は足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?
LOCATION INFORMATION
住所
京都市右京区嵯峨小倉山田淵山町10-2[MAP]
アクセス
阪急嵐山線嵐山駅から徒歩30分
参拝時間
24時間参拝可能、社務所10:00~15:00
拝観料
無料
【京都】足腰の健康を守護する「護王神社」
京都御所の西側に足腰の健康にご利益がある「護王神社(Goou Jinja Shinto Shrine)」があります。平安京造営に貢献した和気清麻呂(わけのきよまろ)が祀られています。
この神社には境内のあちこちにイノシシのモチーフがたくさんあり、別名「イノシシ神社」とも呼ばれています。護王神社とイノシシのつながりは、300匹のイノシシが清麻呂を困難から救ったというエピソードにあります。また、そのときに清麻呂の足のケガも回復したことから、足腰を守護する神様として信仰されるようになったそうです。
本殿の隣にある「足萎難儀回復の碑」は、足腰の良好を願う参拝者が多く訪れます。足形の石の上に乗ったり、碑をさすったりして祈願します。御神木の根元に立ててあるのはこの神社独特の願掛けで、紙札に名前と願い事を書きます。
足腰の健康を守護するお守りは足形がデザインされています。護王神社のご利益を持ち帰りましょう。スポーツをする家族や友人に贈る人も多いそうです。
ここではぜひイノシシおみくじも引いてみてください。一つ一つ顔の雰囲気が異なるかわいいおみくじです。イノシシの中におみくじが入っています。
境内に入ってすぐ右手にある手水舎にも注目。ブロンズのイノシシの鼻をなでると幸運が訪れると言われています。
京都でも随一の「足腰の病気・けがの平癒」のご利益で有名な護王神社にぜひお参りください。
LOCATION INFORMATION
住所
京都市上京区桜鶴円町385[MAP]
アクセス
阪急京都線烏丸駅から京都市営地下鉄に乗り、丸太町駅で下車、徒歩7分。
参拝時間
6:00~21:00、授与所10:30~16:30
拝観料
無料
【大阪】全国でも珍しい足の神社「服部天神宮」
服部天神宮は、大阪府豊中市にある「足の神様」をお祀りする神社です。「足の神社」として広くご崇敬を集め、足病回復、スポーツの上達を願う大阪、関西、全国各地から参拝者が訪れています。マラソン前に訪れるという方もいらっしゃいます。
平安中期、この地に差し掛かった菅原道真が足の持病で動けなくなった際、平癒を願うと間もなく治ったという故事から足の守護神として広く知られています。 服部天神宮では、足の守護お守りのほか、ランニングシューズの靴ひもに付けて、足をご守護いただくお守「足守」(あしまもり)や、スポーツ上達お守り等、珍しい御守も授与いただけます。
阪急宝塚線 服部天神駅から徒歩1分とアクセスもとてもよいので、関西に来られる際にはぜひ訪れてみてください。
LOCATION INFORMATION
住所
大阪府豊中市服部元町1-2-17 [MAP]
アクセス
阪急宝塚線 服部天神駅 徒歩1分
参拝時間
4〜9月 / 06:00〜19:00、10〜3月 / 06:00〜18:00
拝観料
無料
大阪・京都の珍しい神社をご紹介しました。歯も髪も脚も、健康でいられるのが一番です。それぞれの神社に参拝して祈願しましょう!
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