寒さが残る2月・3月に開花し、春の訪れを告げる梅の花。
寒さに耐えながら花咲く可憐な姿は、古来から日本人の感性を捉えてきました。
梅の花には以下のような特徴があります。
・古来から日本で親しまれている花
・桜の花に形が似ていて可愛らしい
・開花期間が桜よりも長い
・品種が多く、形や色が多彩
・梅園は梅の花の甘酸っぱいいい匂いに
寒い季節の大阪、京都、神戸エリアの観光は、どこに行こうか悩むものですが 梅の花の名所を巡ってみてはいかがでしょうか。
【大阪】
天守閣と梅の共演・大阪城公園 梅林
大阪城公園 梅林は関西有数の梅の名所です。大阪城の内濠の東側、約1.7ヘクタールの広さに約1,270本の梅が植えられています。
城郭と梅、風光明媚な景色をぜひゆっくりと堪能してください。
学問・芸能の神様・大阪天満宮
大阪天満宮は、菅原道真公を祀る神社であり、「天満の天神さん」と呼ばれ、親しまれています。
梅の見ごろの頃には、梅まつりが開催されます。境内の北側にある星合池の周辺には、約100本の白梅・紅梅がありとても鮮やかです。
太陽の塔で有名・万博記念公園
万博記念公園の広大な園内の中に梅園が2か所あります。自然文化園には約120品種・約600本、日本庭園には約40品種・約80本の梅があります。
辺り一面にひろがる良い香りも楽しみながら梅の海に浮かぶ太陽の塔を眺めてみてください。
LOCATION INFORMATION
住所
大阪府吹田市千里万博公園1-1[MAP]
アクセス
阪急京都線南茨木駅または阪急宝塚線蛍池駅から大阪モノレールに乗り換え、
万博記念公園駅下車、徒歩7分
【京都】
学問の神様・北野天満宮
一年中、受験生が試験の無事を祈って訪れるのが学問の神様として知られる北野天満宮です。
梅の見ごろの時期には菅原道真公ゆかりの梅苑が開園します。梅の木の間を回遊できるようになっており、梅の香りに包まれて梅見を楽しむことができます。
京都で一番古い梅の名所・梅宮大社
梅宮大社のシンボルでもある梅は、約35種450本が境内全域に植えられています。遅咲きの梅の見ごろと桜の開花が重なる時期をねらうのもおすすめです。
梅宮大社と言えば、境内で飼われている猫も有名。猫好きにはたまらない神社です。
しだれ梅が咲き誇る・城南宮
梅の時期の城南宮は、頭上を覆いつくす梅の木と点々と落ちた赤い椿の花のコントラストが美しく、観光客が多数訪れます。
平安遷都の際に京都の南に創建され、引っ越し・工事・家相の心配を取り除く大社として信仰を集めています。
【神戸】
天空の神社・北野天満神社
異人館が立ち並ぶ美しい北野異人館街から坂を上ったところに、北野天満神社があります。
神社の裏山の梅花園は神戸の梅の名所として知られており、白梅を中心にたくさんの梅の花で彩られます。梅林の展望台からは神戸の街並みと神戸港の風景を一望することができます。
※入園料100円必要
神戸市街を一望・岡本梅林公園
岡本の高台に21種130本あまりの梅の木が植えられており、眺望もよいところです。街並みを見下ろしながら梅林を楽しむことができます。
この梅林公園はかつて「梅は岡本、桜は吉野」とうたわれたほど美しい梅として有名です。
多品種の梅・神戸市立須磨離宮公園
早咲きの品種・八重寒紅(やえかんこう)、玉牡丹(ぎょくぼたん)から、遅咲きの品種・豊後(ぶんご)まで約25種160本の梅が約1ヶ月にわたって次々とリレーのように開花していきます。
同じころに足元に咲く水仙や菜の花が彩を添えてくれます。