京都で観光といえば、世界遺産の寺社仏閣、日本ならではの文化体験など、京都市内の中心地や嵐山に行く方が多いはず。

京都の次なる注目の観光スポットは「京都西山」！

海外の方にはまだあまり知られていないどころか、日本人でも知る人ぞ知る魅力あふれる場所です。

京都の有名観光地はすでに行ったことがある
人とは違う京都の旅をしたい
まだ知られていない京都の観光スポットに行ってみたい

という方は、ぜひチェックしてください！

京都市中心部は三方を山に囲まれており、都を中心として東を「東山」、北を「北山」、西を「西山」と呼びます。
「西山」は、京都市西京区洛西、向日市、長岡京市、大山崎町にまたがる地域のことで、阪急京都線・京都河原町駅から大阪方面に向かう電車で10分から30分ほどのところに位置しています。

「東山」は清水寺や高台寺など主要観光地があり、「北山」は洗練された住宅街が広がるエリアです。

一方、観光の視点から見ると「西山」には次のような魅力があります。

・自然が豊か
・山間部にお寺や神社が点在している
・日本ならではの体験施設がある
・京都市内の主要観光地に比べて、比較的ゆっくり見学できる

代表的な観光スポットは「京都西山三山」と呼ばれる古刹、善峯寺、光明寺、柳谷観音（楊谷寺）です。人混みを避けてゆっくりとした時間の中で寺社を巡れば、自然を尊び、祈りを捧げてきた日本人の精神や感覚を、肌でとらえることができるかもしれません。

また、京都観光といえば嵐山の「竹林の小径」が有名ですが、京都西山には竹林の小径よりも長い距離で見応えのある竹林の遊歩道があります。その道をサイクリングしたり、寺院の砂庭で砂紋作りの体験ができたり、旅を特別なものにしてくれるコンテンツもあります。

京都から大阪への移動の途中に立ち寄ることもできるので、行かない手はない！

ただし、駅から離れた観光スポットや事前予約が必要な体験もあるので、交通手段や所要時間を事前に確認しておきましょう。

https://www.google.com/maps/d/edit?mid=1nGgBx7FMCxsyhuGP5mXiQ52-l7T66kw&usp=sharing

3万坪もの広さを誇る善峯寺は、境内が山の地形を生かした回遊式庭園となっており、一周約30分から40分でお参りすることができます。樹齢300年以上のしだれ桜、あじさい、秋明菊、紅葉など季節の花々が美しく、境内から見える京都市内の眺望も素晴らしいです。

また全長37メートル、樹齢600年以上といわれる「遊龍の松」も見逃せません。国の天然記念物に指定されており、地を這うように伸びる姿はまるで生き物のようで迫力があります。

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京都の桜　名所と穴場

約1万7千坪の広大な境内。長さ200メートルほどの「もみじ参道」は、京都屈指の紅葉の名所として知られています。参道両脇に植えられた250本以上のカエデは、シーズンになると燃えるような赤色に。カエデが散り、参道を埋め尽くす「敷き紅葉」もまた、感動を覚える光景です。

秋以外にも、春は桜、初夏の青もみじ、年に数回見られる冬の雪景色といった四季折々の風景は、山間に佇む寺院ならではの侘び寂び感が漂っています。

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古くから眼の神様で知られ、近年では手水鉢を花で彩る「花手水」発祥の地として有名になった柳谷観音。アート作品のように美しい「花手水」は、季節ごとに花が入れ替わり、一年を通じて目を楽しませてくれます。

あじさいの花の名所としても名高く、見頃を迎える6月は特に多くの人が訪れます。

秋に特別公開される上書院も見どころ。光に照らされ天井まで赤く染まる部屋に、モミジの影が映り込む明暗のコントラストは、言葉にできない美しさ。

写経や写仏、押し花で作る朱印つくり体験のほか、眼精疲労を癒してくれるセラピーメニューも用意されています。

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筍の産地と知られる洛西エリア。京都で竹林といえば嵐山を思い浮かべる方が多いと思いますが、嵐山の竹林とは規模も趣も異なる穴場スポットが、ここにあります！

京都市洛西竹林公園は竹林の景観を残すために整備された公園です。珍しい竹が立ち並ぶ回遊式庭園があるほか、和風建築をイメージしてデザインされた竹の資料館、茶室などがあり、竹がいかに日本人の生活や芸術に深く関わってきたのか、日本文化の一端を知ることができる施設です。

そこからさらに自転車で5分ほど進んだところに、全長約1.8キロメートルにも及ぶ「竹の径」があります。天に向かって背を伸ばす竹林のトンネルは壮観。竹の枝を束ねた「竹垣」の様々なデザインにも注目です！ 

阪急京都線・洛西口駅すぐの「サイクルベースあさひ 洛西口店」では、竹の径を自転車で走るガイド付きサイクリングツアーを実施しています。自転車で竹林を走り抜ける爽快感を味わおう！

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学問の神様・菅原道真公をまつる長岡天満宮。梅の花に縁があり、観梅スポットとして知られています。見頃は毎年2月中旬頃から。梅の花は、モチーフとしてお守りや御朱印、おみくじなどにも使われています。

境内にある開放的な景観の八条ヶ池が華やぐのは春。3月下旬頃から池のほとりの桜が咲き、見事な景色に。4月下旬には「キリシマツツジ」が開花。約2.5メートルの高さがあり、参道が真紅に染まります。

最寄り駅から歩いて行ける距離にあるので、京都西山の観光ルートに取り入れやすいスポットです。

日本人の中でも知る人ぞ知る名刹・正法寺は、四季折々の花と庭園が美しい寺院です。ここでは、動物に見立てられた16個の石を配置した庭で、「砂紋引き」の貴重な体験をすることができます。

砂紋とは、枯山水の庭に描かれた規則的な波状の模様のこと。拝観開始前に、普段は立ち入ることのできない石庭に特別に足を踏み入れ、僧侶の指導のもと「砂紋引き」を体験します。砂紋の意味や使う道具を知り、心を整え体験することで、禅の精神への理解を深めることができます。体験後はお庭の見学と借景の説明を受け、最後に御朱印をいただきます。 

体験は要事前申込。 

「ザ・プレミアム・モルツ」は、日本の代表的なビールブランドのひとつで、家庭や居酒屋で広く親しまれています。サントリー〈天然水のビール工場〉京都では、「ザ・プレミアム・モルツ」の製造工程の見学を通じて、ものづくりや品質へのこだわりなどを知ることができます。見学案内には、英語、韓国語、中国語での音声ガイドがあるので安心。

最後に、注ぎたての「ザ・プレミアム・モルツ」を試飲しておいしさを体感しよう！見学は要予約、所要時間は約70分です。

世界的に有名な、日本が誇るウイスキーブランド「山崎」。「山崎」はここ京都西山でつくられています。山崎ウイスキー館の見学（要事前申込）では、サントリーウイスキーが歩んできた歴史や「山崎」ブランドの誕生秘話などを知ることができます。テイスティングラウンジ（有料）では、希少なウイスキーの原酒なども味わえます。

もっと奥深いウイスキーの世界を知りたいなら、製造工程の見学とテイスティング、お土産が付く英語ガイドツアーや、ウイスキー愛好家向けの英語ガイドツアーに参加するのがおすすめ！どちらも有料で、事前申し込み後抽選で選ばれた人のみ参加可能となりますが、貴重な体験になるはず。

※サントリーでは、適正飲酒の観点から、同日に2つの工場を周遊するツアーのご予約は受け付けておりません。ご了承ください。

竹の径近くにある、24時間営業の温泉。サイクリングの立ち寄りよりスポットとしておすすめ！

露天風呂やジャグジーをはじめ、高濃度炭酸泉、寝湯、サウナなど9つの浴槽、無料のリラックスルーム、食事処などを備えており、身も心もリフレッシュすることができます。お湯は、つるつるすべすべになる美肌の湯が特徴。温泉の利用には、露天風呂付のプライベートルームをデイユースで利用できるプランも用意されています。

また宿泊施設も併設されているので、ここで1泊し、早朝の静謐な竹林を散策するツウの楽しみ方も叶います。

徒歩の方は、阪急京都線・洛西口駅から無料の送迎バスを利用すると便利。

タトゥ―のある方は、 施設で販売している10センチ×10センチのタトゥーシール2枚を使用して隠れる程度の大きさであれば入浴が可能です。

京都西山エリアでランチやカフェでエネルギーチャージをするなら、「TauT（トート）阪急洛西口」が便利です。

「TauT（トート）阪急洛西口」は、阪急洛西口駅の高架下約1キロメートルにわたって、飲食店やスーパーなどが建ち並ぶ複合施設。行列の絶えないラーメン店「京都 麺屋たけ井」、豚汁とおにぎりの専門店、 立ち飲み居酒屋、パン屋、カフェ、スイーツショップと、日本に来たら行ってみたいお店がそろっています。

また、同じく高架下の「京都市交流促進・まちづくりプラザ」では、6ヶ月から12歳までの子どもたちが利用できる室内型あそび場「ガタゴト」があるのでファミリーでも楽しめます。

2023年12月には、今話題の大人気ハンバーガー専門店「OLU BURGER KYOTO RAKUSAIGUCHI」が新たにオープン！黒毛和牛100％の肉汁あふれるパテがボリューム満点。ペコペコのお腹を満たしてくれます。

京都の観光地として、これから話題になりそうな京都西山。今からチェックして、次の旅のプランの参考にしてくださいね。