日本の春の風景として欠かせないのが桜。桜の風景を楽しみに時期を選んで日本を訪れる方も多いでしょう。日中に名所を巡るのも良いですが、夜にライトアップされた桜が織りなす幻想的な風景も味わい深いものです。 

京都・兵庫で桜のライトアップが行われるスポットをこの記事でご紹介します。 

※桜のライトアップの拝観料・料金は、通常と異なる場合があります。
※開催時間等の詳細は各スポットの公式サイトにてご確認ください。

期間：2024年3月8日(金)～4月7日(日)

世界遺産・二条城には、50品種約300本もの桜が植えられています。桜は見頃が短い花ですが、二条城の桜は品種によって開花時期が異なるため、約1カ月と長い期間楽しむことができます。 ​​​

また、夜間イベント「NAKED桜まつり 2024 世界遺産・二条城」を同時に開催。重要文化財・唐門での桜のプロジェクションマッピングや、国宝・二の丸御殿内の障壁画をモチーフにしたデジタルアートが出現。アートなお花見が楽しめるほか、桜をテーマにしたアルコールやドリンク、スイーツの販売もあります。

※ライトアップは観覧エリアが限定されます。

期間：2024年3月15日(金)〜5月6日(祝)

京都屈指の人気を誇る観光地・東山。高台寺は人気のお寺の一つ。高台寺では期間中、お堂やお庭、竹林など境内全体がライトアップされます。中でも桜のライトアップのすばらしさは、方丈前庭「波心庭」のシダレザクラを抜きにして語れません。枯山水の白砂の庭に、ぽつんと佇むピンクの桜がシャワーのように降り注ぎます。スポットライトを浴びた凛とした姿に、誰もが見惚れることでしょう。 ​​

期間：2024年3月23日(土) ～ 4月3日(水) 

「浄土宗総本山 知恩院」は、特に国宝・三門前の桜が有名。重厚で迫力のある三門に可憐なピンク色の桜が映え、その美しさは感動の一言に尽きます。約200本の桜のほか、境内の国宝・御影堂や重要文化財の大鐘楼などもライトアップされるので必見です。 ​

知恩院から、「祇園の夜桜」で有名な円山公園や高台寺、さらに清水寺と、京都・東山の名所の夜桜を一度に巡ってみるのもおすすめです。

期間：2024年4月3日(水) -4月7日(日)

平安神宮の神苑は、明治時代を代表する日本庭園です。総面積約33,000平方メートルの広大な敷地のうち、南神苑と東神苑に咲く紅しだれ桜が有名で、夜にライトアップされます。

平安神宮ならではの夜桜イベントとして毎年好評を博しているのが、東神苑貴賓館で開かれるコンサート。栖鳳池のほとりで、雅楽やクラシックの生演奏に耳を傾けながら幻想的な桜を楽しむことができる、風流なイベントです。

※コンサートの鑑賞には別途料金が必要です。 

期間：2024年3月25日（月）〜4月3日（水）

万博記念公園は大阪の中でも、「さくら名所100選の地」に選ばれた桜の名所。3月中旬頃から桜が咲き始め、園内がきれいなピンクに染まります。また、3月25日から4月3日（水）まで東大路の桜並木をライトアップ。ずらりと両脇に並ぶ艶やかな桜は圧巻。
昼間には、広大な敷地を有する日本庭園で茶室「汎庵・万里庵」の特別公開や「汎庵」での呈茶（有料）なども行われるので、合わせて訪れて日本の春らしい風景を味わってみては。

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期間：2024年3月23日(土)～4月7日(日)

(予定。開花状況により変更の場合あり)

神戸三宮から阪急電車で約10分、大阪梅田から阪急電車で約20分。阪急夙川駅のホームからも見える河川敷の桜並木は、日本のさくら名所100選として選ばれた兵庫県内の桜の名所！ 

川沿いの並木道には、約1,660本の桜や松の木約1,520本が植えられています。特に、阪急苦楽園口駅すぐの橋の上から眺める甲山と桜の景色が絶景です。 

夜になると、「にしのみや観光協会」と苦楽園口駅周辺の商店会「苦楽園ストアーズミーティング」が主催するライトアップが実施され、無料で楽しむことができます。桜が鏡のように川面に映り込み、壮観な風景に。

苦楽園口駅周辺は住宅街なので家族連れも多く、個性的な飲食店も点在しています。日本人の日常の目線で桜の魅力を存分に味わえるスポットです。

期間：2024年3月29日(金)～4月7日(日)

世界文化遺産、かつ国宝に指定されている姫路城は、お花見スポットとしても有名。西の丸庭園では夜桜会が開催されます。

シラサギが羽を広げたような姿をしていることから「白鷺城」とも呼ばれる姫路城。明かりに照らされて暗闇に白く浮かび上がるその雄姿と桜のコラボレーションは見応え満点。 

桜のライトアップが実施されるのは、春のわずかな期間だけ！心を打つ景色を堪能して、貴重な旅の思い出にしてくださいね。