宝塚大劇場には素晴らしい舞台や演劇だけではなく、1度は体験していただきたい場所がたくさんあります。
1.宝塚大劇場へは阪急電車がおすすめ
まず最初におすすめしたいことは、阪急電車に乗って宝塚へ行くことです。阪急宝塚駅は、宝塚歌劇の雰囲気を感じられる仕掛けがあちこちにあります。
4番ホームの端まで歩いていくと、大きい羽根が描かれた写真スポットがあります。
ステージライトのような輝かしいスポットライトがついていますので、タカラジェンヌのような服で行き写真を撮ると、まるでトップスターになったような気分になることができます。
阪急宝塚駅構内には、他にもポスターや宝塚歌劇風の飾りがたくさんあり、駅を出てすぐの階段で写真を撮ると、舞台にいるかのような気分になります。
宝塚駅前には、男役と娘役が華やかに踊る姿をイメージした銅像があります。こちらでもぜひ写真を撮ってくださいね。
2.宝塚大劇場に1番近いホテルは宝塚ホテル
もし余裕があれば、宝塚大劇場の西側に位置する宝塚ホテルにも立ち寄ってみてください。宝塚ホテルは全室が優雅なアールデコの装飾をしています。宝塚のシンボルともいえる華やかな大階段やおしゃれなシャンデリアの他、宝塚とゆかりのある名画も展示されています。
ロビーではアフタヌーンティーを味わえるラウンジ「ルネサンス」があり、ケーキも紅茶もおいしいです。
遠方からお越しの方は、宝塚ホテルで宿泊がおすすめです。
宝塚大劇場のすぐ隣という利便性はもちろんのこと、客室では、バスルーム(写真はスイートバスルームです)、アクセサリーボックス、ライト付きメイクアップミラー(設置のない部屋もあります)、スキンケアセット(希望があればフロントでお渡ししています)などが用意され、まるでお姫様になったかのような気分を楽しめます。また、窓越しには宝塚大劇場が見える部屋もあります。
3.宝塚大劇場限定品が買える「レビューショップ」
花のみちを通り抜けて、宝塚大劇場へ到着です。公演情報を知らせる大きなポスターが掲出されているこの場所は、好きな出演者と一緒に写真を撮ることができる人気のスポットです。
大劇場に入ってまず目に映ったのは記念品ショップ。REVUE SHOPは主にお菓子を売っています。商品の包装まで宝塚風のデザインが満載で、きれいな箱がほしいがためについついたくさん買ってしまいます。
店内では宝塚名物と言われる焼き立ての人形焼きを発見!甘い匂いに引き寄せられてしまいます。ガラス越しに職人さんの作業を見学することができます。人形焼きはとても人気で、公演前にはいつも長い列ができています。
私もお菓子をたくさん買ってしまいました。限定品が多いので、家族や友人のお土産としても喜ばれます。家に帰って紅茶を飲みながら宝塚のお菓子を食べると、観劇した時のわくわくした気持ちがまた思い出されます。
クッキーもロールクッキーもサクサクしていて、口に入れると濃厚なバターの味が広がり、紅茶ととてもよく合います。
型抜きバウムの絵がかわいすぎて、食べることを躊躇してしまいます。
バウムクーヘンをきれいに型抜きすると、このようにかわいいラインダンスだけが残ります。
宝塚のお土産にはお菓子のほか、タオルや化粧品、鞄など、長く愛用できるものもおすすめです。私は、大きな羽根を背負う男役と娘役のタオルが一押しです。使うたびに観劇の楽しい思い出が蘇ります。
4.宝塚大劇場内のカフェテリア「フルール」
記念品ショップの向こうにはカフェテリア「フルール」があります。メニューが豊富で、通常メニューだけでなく、演目ゆかりの期間限定の食事やデザートも提供しています。どれもとてもかわいくて迷ってしまいます。
今回は、花組による『鴛鴦歌合戦(おしどりうたがっせん)』『GRAND MIRAGE!』の公演中の期間限定の2種類のデザートを注文しました。1つは花組ピンクの最中で、ハート形の皮に甘さの程よい粒あんとクリームが包まれています。もう1つは、フルーツのミルクプリンです。甘酸っぱい味わいにつるつるとした食感が夏にぴったりです。どちらにも金箔が振られていて、華やかさです。
通常メニューも種類が豊富です。ああ〜どれにしようか迷っちゃう〜!友人や家族と来る方は、1人ずつ違うグルメを注文して、シェアするのがおすすめです。
5.宝塚レビュー郵便局
もう少し奥へ行くと、宝塚レビュー郵便局を発見!
宝塚オリジナルの絵葉書を買えるだけでなく、ここから送ることもできます。宝塚大劇場から絵葉書を送ることができるだけでなく、宝塚ゆかりの特別な消印を押していただけます。とてもかわいい~!
6.宝塚歌劇スターの姿になれる「ステージスタジオ」
郵便局の隣は、宝塚がテーマのSalon de Takarazuka ステージスタジオです。事前予約すれば、ここで華やかに変身し、宝塚本場の舞台メイクを体験することができます。衣装だけでなく、カツラやアクセサリーも自由に選ぶことができます。変身した後、記念写真を撮ってもらいましょう。
7.公演テーマのメニューが食べられるジェラートショップ「ボヌール」
館内には、ジェラートショップ「ボヌール」もあります。華やかなアイスクリームがずらりと並べられており、輝いています。どれにしようかここでも迷ってしまいます~!通常の味だけでなく、公演限定の味もあります。
花組の公演をテーマにした「パイン合戦」です。濃厚なパイナップルの香りを漂わせるアイスクリームは、チョコレートやアラザンのトッピングがいいアクセントになっています。また、パイナップルのフルーツの酸味もさっぱりして良いですね。小さな和傘が刺されており、公演の雰囲気を盛り上げます。食べる前に写真におさめましょう。
8.宝塚歌劇をさらに深く知ることができる「宝塚歌劇の殿堂」
続いて、2階へ行きました。こちらは、「宝塚歌劇の殿堂」です。宝塚歌劇のこれまでの発展の歴史を学べる他、舞台で使用した衣装や道具を近くで見ることもできます。輝かしく光る宝石や真珠、デリケートに作られた刺繡は、鮮やかな光彩を放ち、誰もがこの華麗さに浸るでしょう。
華やかで大きな羽根は宝塚歌劇を見る皆さんに印象を残します。軽々と持ち上げているように見えますが、実際は思ったよりずっと重いですよ!スタッフの話によると、10~20キロに及ぶものもあるそうです。こんなに大きくて重い羽根を背負ってダンスを繰り広げる俳優さんには、どれほどの体力が必要でしょうか。
廊下にはトップスターの手形が展示されています。好きな俳優さんの手形に自分の手を当ててみませんか。さすがトップスターの手、指が長くて細いです。その手形から並々ならぬ努力と優しさを感じました。
9.宝塚歌劇の鑑賞前に
お腹いっぱい、お土産も買って、展示館も回った後、いよいよ入場時間となりました。
宝塚大劇場のホールは、皇族の宮殿のような豪華な場所です。大階段の両側にはきれいな生花やピアノが置かれ、記念写真にぴったりのスポットです。
きれいなスカートを身に着けてエレガントな弧線を描く階段を上ると、まるで自分も童話の主人公になったかのような気分になりました。
いつも宝塚大劇場にきて、このような思いになります。まるで自分がお姫様となり、神秘的でキレイな幻の国に来たかのようです。
着席する前に、公演カクテルを買うのもいいでしょう。カクテルは演目に合わせて味わいが変わります。アルコール度数はそんなに高くないですが、お酒を飲めない方には、ノンアルコールドリンクもあります。
胸が高鳴るような演技、華やかなステージ、こだわりの衣装や照明、まるで夢のような世界でした。公演を見終わって劇場から出ると、深く眠っていた夢からゆっくりと目覚めて再び日常生活に戻ったような感じがします。とはいえ、ここに来た時の気分とはまったく違い、帰りはフル充電されています!
日差しを浴びる宝塚大劇場をみて、次の公演に対する期待が湧き出ています。また夢を見に行こうと心からそう願っています。