【2022年最新】京都「祇園祭」の歴史や見どころを徹底解説!

KYOTO

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祇園祭 北観音山

日本三大祭の一つ「祇園祭」は、古くは平安時代に疫病・災厄の除去を祈った八坂神社の祭礼です。7月1ヶ月にわたり様々な神事・行事が行われ、京都の街が賑わいます。2022年は伝統の継承のため、3年ぶりに祭り本来の姿での開催が叶い、日本中からたくさんの人が訪れました。

 

 

祇園祭と言えば「宵山」や「山鉾巡行」を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、ほかにも魅力的な神事がたくさんあります。祇園祭を隅々まで楽しめるよう、様々な見どころをご紹介します。

祇園祭の歴史と由来

京都 八坂神社

祇園祭は千百年の伝統を有する八坂神社の祭礼です。古くは、祇園御霊会(ごりょうえ)と呼ばれ、869年に京の都をはじめ日本各地に疫病が流行したとき、平安京の庭園である神泉苑に3つの神輿と66本の鉾を立てて、災厄の除去を祈ったことが始まりです。
時代が進むにつれて民衆が関わるようになっていき、徐々に祭りとしての要素が加わっていきます。1300年代に入ると四条室町を中心に自治組織が作られ、町ごとに山鉾を作って街中を巡行する現在の形になりました。

山鉾とは?山と鉾の違いは?

祇園祭 宵山 長刀鉾

山鉾は神社の祭礼などで引かれる山車の一つです。祇園祭に登場する山鉾は全部で33基あり、それぞれにご神体が祀られ様々なご利益があるとされています。美しい刺しゅうや舶来の織物など山や鉾の懸装品と呼ばれる装飾品の美しさも見事で、「動く美術館」とも言われています。

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「鉾」は曳方(ひきかた)と呼ばれる40~50名もの人々によって巡行されます。高さ25m、重さは12tもあります。「真木(シンギ)」という屋根の上に約20mの長い鉾が立っていて、そのてっぺんにそれぞれの鉾の象徴が飾られています。

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「山」は昇方(かきかた)と呼ばれる20名ほどの人々によって巡行され、高さ約15m、重さ1.2t~1.6tあり、飾りや人形などに特徴があります。「真松(しんまつ)」と呼ばれる松の木が飾られています。

祇園囃子「コンチキチン」

祇園祭

山鉾巡行の際のお囃子が祇園囃子です。「囃子方(はやしかた)」と呼ばれる演者が鉾の上から太鼓・笛・鉦(かね)で奏でます。阪急電車の駅でも7月になると祇園囃子が流されます。心地よいコンチキチンのメロディーは心が躍る京都らしいお囃子です。

祇園祭の名物、ちまき(ちまき)

京都 祇園祭のちまきと屏風

祇園祭の粽は食べるものではありません。笹の葉で調製された疫病・災難除けのお守りで、7月の祇園祭期間のみ授与されます。京都では多くの人がこれを買い求め一年間玄関先に飾ります。また、宵山の期間中には、山鉾の各町内でそれぞれのご利益をもたらす粽が授与されます。

前祭(さきまつり)と後祭(あとまつり)

本来、山鉾巡行は前祭と後祭に分けていましたが、1966年~2013年までは山鉾巡行は17日にまとめて行われていました。2014年から後祭が復活。現在の山鉾巡行は17日の前祭、24日の後祭の2日に分けて行われています。
前祭の巡行で京都の町中の穢れを払い、八坂神社の神様を町にお迎えします。1週間後、後祭でもう一度 巡行で穢れを払い、神様を神社にお返しします。

祇園祭の主なスケジュール

京都の7月は祇園祭一色!主な神事を順にご紹介します。

【祭りの幕開け】

●7月1日「吉符入(きっぷいり)」

祇園祭ではじめての神事。7月1日から、各山鉾町で祇園祭の無事を祈願します。あわせて、祇園囃子の練習などが行われます。

●7月2日「くじ取り式」

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山鉾巡行の順番を決める行事。京都市長立会いのもと行われます。
古例により巡行の順番が決まっているくじを引かない9基の山鉾のことを「くじ取らず」と言います。
くじ取らずの山鉾は下記のとおりです。
前祭:長刀鉾、函谷鉾、放下鉾、岩戸山、船鉾
後祭:橋弁慶山、北観音山、南観音山、大船鉾
毎年先頭は長刀鉾が巡行します。人形が乗る他の鉾と違って唯一本物の稚児(ちご)が乗る鉾です。

【祭りの準備】

●7月10日「前祭 山鉾建て」

祇園祭 鉾立 京都

7月10日を過ぎると、通りのあちこちで山鉾を建てる様子が見学できます。組み立ては釘を一本も使わない「縄がらみ」という技法で行われます。完成すると、山鉾が問題なく動くか確かめる鉾曳初め(ほこひきぞめ)、山舁初め(やまかきぞめ)が行われます。

【祭りの見せ場】

●7月14日~16日「前祭 宵山」

祇園祭、函谷鉾

駒形提灯に明かりが灯り、お囃子の音聞こえると、辺りはお祭りムード一色。各山鉾町では粽をはじめとした縁起物が授与されます。鉾によっては授与品の購入で鉾に上がれることもあります。

●7月17日「前祭 山鉾巡行」

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祇園祭と言えば山鉾巡行。山鉾巡行は神輿が八坂神社に渡御する前の、露払いをするためのものです。豪華な装飾の23基の山鉾が四条烏丸付近から京都の街を巡行します。注目は長刀鉾による「注連縄切り(しめなわきり)」や、交差点で方向転換する「辻回し」。

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大きなものでは12tもある山鉾の方向を人力だけで変えることを「辻回し」と言います。青竹を道路に敷き、その上に水をかけて滑りやすくしてから、鉾に乗っている音頭取りの掛け声の合図で大勢の曳子(ひきこ)が方向転換。その様子は圧巻で、無事方向が変わると拍手喝采が起きます。

●7月17日「神幸祭」

祇園祭の御輿

八坂神社の御祭神を乗せた3基の神輿が八坂神社を出発し「ほいっと、ほいっと」という掛け声の中、氏子地域を渡御し、四条通りにある御旅所に向かいます。神輿に乗った神様が市中を清めて回る重要な行事です。

【第2の見せ場】

●7月21日~23日「後祭 宵山」

祇園祭 北観音山

後祭の宵山は、前祭に比べて街中の雰囲気も落ち着いています。露店の出店も規制されているので、本来の祭りの情緒を楽しむことができます。

●7月24日「後祭 山鉾巡行」

祇園祭

11基の山鉾が烏丸御池から出発。前祭とは逆のコースを進みます。くじ取らずの大船鉾が巡行の最後を飾ります。

●7月24日「還幸祭」

祇園祭

前祭で四条御旅所にお迎えした神様乗せた3基の神輿を八坂神社にお送りするのが「還幸祭」です。午後9時頃、八坂神社では御祭神の御神霊を社にお還しする祭典が静かに行われます。

【祭りの締めくくり】

●7月31日「疫神社夏越祭」

八坂神社で大きな茅の輪をくぐり、無病息災を祈ります。7月1日の吉符入から1ヶ月に渡って行われた祇園祭を締めくくる最後の行事です。

京都の夏の風物詩となっている祇園祭。長い歴史があり、京都の伝統に触れることができる素晴らしいお祭りです。これだけは外せない「宵山」「山鉾巡行」を楽しむもよし。ほかの神事で通な楽しみ方をするもよし。
夏は京都へ!阪急電車で祇園祭の中心「烏丸」「京都河原町」へぜひお出かけください!

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